音楽レビュー「ブレードランナー」ヴァンゲリス(1994年)映像音楽両輪で作品の対をなすサントラの傑作。

広告

2作目が公開間近と噂されるSF映画の金字塔「ブレードランナー」サントラのレビュー。

 

ブレードランナー(映画)のレビューはこちら

allseasonski.com/archives/2221

ヴァンゲリスと言う作曲家の名前だけを聞けば「誰?」といぶかる人が多いと思うがその音楽はおそらく多くの人に馴染みが深いと思う。

「炎のランナー」のメインテーマは映画は観たことがなくとも音楽だけはCMやTV番組のBGMとして数限りなく使用されているので多くの人が知っているだろう。

実は僕も映画は観たことがない。

シンセサイザーを駆使した感情にダイレクトに訴えかけて来るような独特のサウンドは非常に特徴的で魅力的だ。

 

ブレードランナーのメインテーマもきっと多くの人が耳にした曲だと思う。

作品の世界観を見事に音で再現したサウンドと言えるだろう。

ブレードランナーと言う作品は映像と音楽でひとつの作品と言っても良いだろう。見事に融合している。

 

このサウンドトラック、映画は1982年の公開なのにリリースされたのが1994年と実に12年後だ。

公開当時、炎のランナーなど多くの映画音楽を手掛けていたヴァンゲリスが映画音楽作家と認識されるのを嫌ったからだとも言われている。

ともかく長い年月を経てようやくリリースされたと言うことはそれだけこの映画のサウンドを多くの人が心待ちにしていた証とも言える。

 

このサントラの特徴。

劇中のセリフが音楽に埋め込まれていることだ。

1曲目の「メインタイトル」はデッガードが自宅でエスパーカメラを操作するコマンドとカメラのカチカチと鳴る効果音から始まり、タイレル博士の登場シーンのセリフにかぶさり音楽が始まる。

ラストにメインテーマ「ブレードランナー(エンドタイトル)」終了後にアンコールの様に映画最大のクライマックス、レプリカントのロイのセリフ「お前たち人間には信じられない光景を、俺は見てきた。オリオン座の肩の近くで炎を上げる戦闘艦…暗黒に沈むタンホイザー・ゲートのそばで瞬くCビーム…そんな記憶もみな、時と共に消えてしまう。雨の中の涙のように…(もちろん英語)」

そのままが「ティアーズ イン レイン」と題されてラストを締める。

 

単なるサントラではなく、サウンドで作品を表現した傑作だと言える。

広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です