特撮番組レビュー「怪奇大作戦」ウルトラシリーズに続く異色の科学犯罪ドラマ

広告

 特撮犯罪ドラマ「怪奇大作戦」のレビュー。

概要

放送期間:昭和439月~昭和443月(全26話)
製作:円谷プロダクション、TBS
出演:岸田森、勝呂誉、松山省二、原保美、小橋玲子、小林昭二
監督:実相寺昭雄 他
 

ストーリー

科学を悪用した不可解な犯罪や難事件にSRI(科学捜査研究所)の犯罪捜査官が挑み解決していく。
 

レビュー

当時も今と同じく妖怪ブームの最中だったらしく、「ゲゲゲの鬼太郎」や「悪魔くん」など水木しげる作品や「妖怪人間ベム」等が大ヒットし、ウルトラマン、ウルトラセブンなどヒーローものが続いた円谷作品もここで転換期を迎える。
そうした中製作されたのが本作「怪奇大作戦」だ。
警察と協力して難事件を解決する組織SRIの面々を中心に繰り広げられるこの作品にはヒーローも怪獣や異星人も派手なメカも登場しない。
とは言え心霊現象や妖怪を相手にするのでもない。
あくまで科学を用いた犯罪に科学的手法で挑み解決するところにこの作品の醍醐味がある。
このフォーマットは後々アメリカの犯罪捜査官を主人公にした人気ドラマで流用されたように感じる。
 
人物設定も、年齢が高めでドラマの重厚さとマッチしている。沈着冷静な的矢所長、リーダーで優秀な科学者の牧、行動力のある熱血捜査官三沢、パシリの若い捜査官野村、やり手刑事で的矢所長と同期の町田警部など配置も絶妙だ。
それらの人物が毎回発生する難事件に挑み解決する中で葛藤や怨念に満ちた犯罪者の屈折した心理が描かれるのがこの作品の最大の魅力だ。
 
26話とたった2クールの放映だが京都シリーズと銘打たれる「呪いの壺」「京都買います」等記憶に残る名エピソードも多い。
中にはトラウマになる怖いエピソード、例えば「青い血の女」も存在するが・・・
今なら放映できないのではないだろうか。
 
2000年代にも何度かスポットでリメイク作品が製作されたが怪奇大作戦と言えば、主演岸田森、勝呂誉、松山省二、原保美、小林昭二が出演するこれしか考えられない。

広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です