映画レビュー「プレデター」アーノルド・シュワルツェネッガー:狩人エイリアンと20世紀最後のマッチョマンとの究極の死闘

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ジャングルでのエイリアンとの死闘を描いた「プレデター」のレビュー
 

概要

1987年アメリカ映画
主演:アーノルド・シュワルツェネッガー
出演:カール・ウェザース、ジェシー・ベンチェラ他
監督:ジョン・マクティアナン
 

ストーリー

南米のゲリラ地帯で消息を絶った要人救出のために潜入捜索に向かったシェイファー少佐率いるコマンド部隊は作戦中に自身をステルス化する謎のエイリアンに襲撃される。
一人また一人と狩りのように惨殺される中で独り生き残ったシェイファーは原始的な武装で超近代兵器を装備したエイリアンに戦いを挑む。
 

レビュー

続編も数本作られ、エイリアンと人気を二分し独立したスピンオフ作も生まれたプレデターだが、当初はレゲエ宇宙人と揶揄されて全く不人気だった記憶がある。
僕は何故かこの作品を劇場で5-6回観ているのだが、劇場で販売されているパンフレットにも当時販売されていた映画関係の雑誌にもプレデターの全身がわかるショットは掲載されておらず、正体を知りたければ劇場で確認しろと言わんばかりの宣伝手法が印象に残っている。
その甲斐なく当時そのデザインは不評だったようだ。
 
僕も劇場での初見の時、プレデターがクライマックスでマスクを外し素顔を晒すシーンではそのカニと蜘蛛を合せたようなデザインに「何と子供だましな」と感じてしまった。
だからまさか後年これほど人気が出るとは想像だにしなかったのだ。
 
デザインしたのはスタン・ウィンストンの事務所に所属するアジア人の若いデザイナーで、子供時代から日本の特撮番組に興味を持っていたとのことで、プレデターのデザインも戦隊シリーズの敵幹部の影響を強く受けているとインタビュー記事で読んだことがある。
当初評判が悪かったプレデターのデザインだがこうして何作も続編が作られるとエイリアンと並ぶ20世紀フォックス作品の代表的なエイリアン像としての地位を確立した。
ちなみにスーツアクターとして有名になる前のジャンクロード・ヴァン・ダムが着ぐるみに入り演じている。
 
ストーリーは前半が要人救出の展開、後半がエイリアンの追撃を逃れる展開となっており前半と後半で趣きがガラッと変わるのが評価の分かれ目だろう。
合う人は堪らないし、好きな人に連れられて無理矢理鑑賞させられた人には何だこれ?と感じるのではないだろうか。
 
しかしジャングルを舞台とした緊迫感は荒削りながら上手く表現していると思う。
ジョン・マクティアナン監督はジャングルやビルの中など閉鎖的な空間を題材にした演出が上手く、これは次作の「ダイハード」でその手腕が遺憾なく発揮されることになる。
 
僕はこの不思議な展開をする本作が何故か大好きで劇場で5-6回、TV放送やレンタルなどを含めると限りなく観ている。
そんな話をSNSなどに挙げると実は私も僕も俺もと言う人を結構見掛けるので、この作品案外隠れファンの多い名作なのかも知れない。

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