映画レビュー「バトルランナー」アーノルド・シュワルツェネッガー:独裁国家の情報統制をシニカルに描いたアクション作品

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 スティーブンキング原作のアクション映画「バトルランナー」のレビュー。

概要

1987年アメリカ映画
原作:リチャード・バックマン
主演:アーノルド・シュワルツェネッガー
監督:ポール・M・グレイザー

ストーリー

高度に情報統制された近未来のアメリカ社会で人々の娯楽と言えばテレビで繰り広げられる殺人ゲーム「ランニングマン」だった。
不正を犯した命令に背いた警官ベンはこの殺人ゲームのプレイヤーとしてバトルフィールドに送り込まれたのだった。
立ちはだかる処刑人達を破って無事ゴールすれば自由の身となれるこのゲーム、果たして結果は?

レビュー

スティーブン・キングがリチャード・バックマン名義で書かれた原作をベースにしている。
無実の罪で捕らわれた警官が殺人ゲームのプレーヤーとしてゲームフィールドに追いやられ、そのやられる様をカリスマ司会者が煽りスタジオの観客が楽しむと言うスタイルだ。
ストーリーは単純で次々に現れる処刑人達をシュワ演じる主人公が予想に反して倒して行き、最初は処刑人を応援する観客が次第に主人公ベンを応援するようになる。
そして情報操作をしていたサーバーにアクセスし政府の隠ぺい工作を白日の下に晒してハッピーエンドと言う内容。
 
ストーリーはこの頃のアクション映画特有で単純だが、情報統制された管理社会で真実を捻じ曲げて民衆に伝えると言うことが劇中で何度も描かれており、今の社会の状況を先取りした内容かと思うと少し感慨深いものを感じる。
 
またベンの前に立ちはだかる処刑人達もバイクで追いかけながらチェーンソーを振り回すヤツや全身ネオンだらけのプロテクターを纏いオペラを歌いながらバギーカーで追跡する奴などぶっ飛んだキャラクターばかりだ。それがまたいとも簡単にやられる。主人公が強いのかカスの人材を集めたのか理解に苦しむところだ。
 
また先のネオン男は事も有ろうに物語の終盤でヒロインの女性に狼藉を働く最中にパンツ一枚の姿でやられる始末で、その何とも詰めの甘い適役達が粒ぞろいのトホホな作品に仕上がっている。
 
この作品、当時劇場で販売していたパンフレットの中に「女性ファン獲得を目指した作品」云々と書かれていた記憶があるが、当時女性に奥手だった僕でもこんな内容で女性ファンが増えるのだろうか?といぶかる作品でもあった。

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