映画レビュー「ランボー」シルベスター・スタローン:ロッキーと対照的なもう一人のダークヒーロー

広告

スタローンが演じるロッキーと双璧をなす代表作「ランボー」のレビュー。
 

概要

1981年アメリカ映画
主演/脚本:シルベスター・スタローン
出演:リチャード・クレンナ、ブライアン・デネヒー
監督:テッド・コッチェフ
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

ストーリー

かつてベトナムで戦った仲間を慰問する途中立ち寄った田舎町で不審者と間違われ、行き過ぎた取り調べを受けた元グリーンベレーが地元の州兵と警察を相手にたった独りで戦いを繰り広げる。

レビュー

ロッキーと並ぶスタローンが演じたもうひとつのヒーローがこのランボーだ。
原題は「FIRST BLOOD」先にやる、先手を仕掛けると言う意味になるのだろうか。
 
かつてのグリーンベレーの仲間の消息を訪ね旅をする途中で、食事を求めるために立ち寄った田舎町で不審者と誤認されて保安官によって町の外に放逐される。
が、反抗した姿勢を見せたのと所持品からサバイバルナイフが出てきたために状況は一転、危険人物として屈辱的な取り調べを受ける。
拷問に似た取り調べがかつてベトナムで捕虜として受けた拷問を脳裏にフラッシュバックさせ行き違いによる闘いが始まる。
 
この作品のテーマにもなっているが、ランボーの中ではまだ闘いは終わっていなかったのだ。
ランボー討伐のアドバイザーとして招聘された(自分からやって来た?)かつての上司トラウトマン大佐にランボーは必死で国のために戦って来たのに国に帰ると非難に晒され守衛の職にもあり付けないと言って泣き崩れる。
 
NYやロサンゼルスなどの大都会と違い、アメリカの田舎町は非常に保守的だと聞く。
ここに登場する架空の田舎町もそうした事情を前提として描かれているのだろう。
保守的な街の保安官とトラウマを抱えたベトナム帰還兵の行き違いによる不幸な戦い。
スタローンが得意なマッチョなアクションヒーローながら当時のアメリカが抱える暗部も描いた作品だと言える。
この頃のスタローンの作品はまだまだ登場人物の心情面に踏み込んだ描写が多いのだ。
 
ラストでトラウトマンに促されて連行されるランボーの姿に被って流れるエンディング「It’s a Long Road」が良い。

広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です