映画レビュー「エイリアン」(1979年)SFホラーの金字塔。全てが斬新で不気味だった!

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SFホラージャンルのパイオニアで金字塔「エイリアン」のレビュー。
 

概要

1979年アメリカ映画
主演:シガニー・ウィーバー
美術:HR・ギーガー
原案・脚本:ダン・オバノン
監督:リドリー・スコット

ストーリー

地球に帰還中の宇宙貨物船ノストロモ号は生命体からの電波をキャッチしてとある惑星に向かい、見たこともない異星の船を発見する。
内部を調査中の乗組員がフロアーに無数に産み付けられた卵から孵化した生物に寄生され、ノストロモ号に帰還後胸を食い破って出てきた生物が船内に逃亡、次第に成長して乗組員を襲い始める。

レビュー

言わずと知れたエイリアンシリーズの第1作目。
デザイン、脚本、タイトルとあらゆるものが画期的な作品だ。
当時は「スターウォーズ」や「未知との遭遇」が公開され一躍SFが巻き起こった状況だった。
アメリカン・ニューシネマから脱却し、勧善懲悪の分かりやすいテーマが横行していた中で本作の公開は画期的だったように思う。
 
未知の惑星で未知の生物との人類初の邂逅、その見たこともない様なビジュアルの強烈さ。
演出上エイリアンの全身は敢えて晒さないと言う不気味さとある意味のもどかしさ。
そして宇宙船内と言う閉鎖空間で繰り広げられるエイリアンとの攻防によるパニックと焦燥。
薄暗い不気味さを演出しながらホラーサスぺンスの要素を余すことなく表現する静と動のバランスが見事だ。
 
この作品の原案はホラー作品で有名なダン・オバノンによるものだ。
彼はストーリー・エイリアンのプロットなど原案部分の創造に深く携わり監督することも望んだがそれも叶わず、脚本・原案に名前を留めるのみとなってしまった。
スターウォーズやブルーサンダー、スペースバンパイアなどの大ヒット作や話題作の脚本に携わりながらも自身の監督作で有名な作品は1985年の「バタリアン」のみ。
たら・ればであるがもし彼の手によって本作が監督されていたなら、オバノン氏のこの先は全く違ったものになったのでは?と思わなくもない。
 
ともかく初見でこんなビジュアル的な表現方法があるのか?と度肝を抜かれた印象は40年近く経った今でも強烈に憶えている。
それだけに各界の異才が集結した作品なのである。

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