特撮番組レビュー「ミラーマン」(1971年)朝焼けの光の中に立つ影は~♫

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ウルトラシリーズとはまた違うテイストのヒーロー「ミラーマン」のレビュー。

概要

放送期間:1971年12月5日~1972年11月26日(51話)
製作:フジテレビ、円谷プロダクション
出演:石田信之 他

ストーリー

地球侵略を目論むインベーダーに二次元人ミラーマンが立ち向かう。

レビュー

ウルトラシリーズと別路線のヒーローものとして企画されたのでミラーマンの諸設定や敵などウルトラマンとの差別化が図られている。
例えばミラーマンは反射する物を利用してでしか変身できないため、それがピンチを招くスリリングな展開も繰り広げられた。
ミラーマンの敵怪獣は基本的にインベーダーが変身したもので、その姿は動植物をモチーフにしたウルトラシリーズとは異なり、抽象的な彫刻にも似たチャレンジングな造形が多かったように思える。
 
物語もドラマ部分にウェイトを置いた作りで、明るくなりつつあったウルトラシリーズとは真逆に原点回帰を狙ったような重苦しい作りで主人公が人間とミラーマンの混血と言う設定も重い演出に一役買っていた。
それはそれで差別化が図れて良かったと思うのだが、途中からテコ入れで合体する爆撃機ジャンボフェニックスの登場を皮切りに防衛組織も通常のヒーローもののように整備され、また危機感を煽るためかミラーマンに時限爆弾が埋め込まれスリリングな演出がなされたのだが、子供心に却ってそう言う仕掛けが本来の物語の良さを帳消しにしてしまいガッカリした印象があった。
 
とは言え当時の人気番組であり、裏番組だったシルバー仮面の視聴率をかっさらい、追い込まれたシルバー仮面が11話から巨大ヒーローものに路線変更をしたのは有名な話である。
またパイロットフィルムではシルバー仮面の主役だった柴俊夫がミラーマンを演じたことも皮肉な偶然だ。
途中テコ入れもあったが、安定した人気を誇り、ウルトラとはまた違ったヒーローの構築に成功した作品と言えるだろう。

次回予告

未定

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