特撮番組レビュー「超人機メタルダー」メタルヒーローシリーズの転換期的作品。後半の失速が惜しい!

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メタルヒーローの新機軸を狙った作品「超人機メタルダー」のレビュー。
 

概要

放送:19873月~19881月(全39話)
製作:朝日放送、東映
出演:妹尾彬、青田浩子、上原謙 他

ストーリー

世界征服を目論むネロス帝国の陰謀を知ったロボット工学の権威古賀博士は第二次大戦中に開発して封印していた超人機メタルダーを復活させるため来日。
博士の亡き一人息子に模して作られたメタルダーは全く白紙の状態で起動し、様々な困難を乗り越え成長しつつネロスと闘うことになっていく。

レビュー

宇宙刑事シリーズから5作続いたメタルヒーローシリーズだが、本作で外見も含めてガラッと方向転換が行われた。
メタルダーの赤と青のボディを基調とした左右非対称のデザインはおそらく「人造人間キカイダー」のリファインだろう。
キカイダーのテイストに上手くアレンジを加え当時なりのシャープなデザインに落ち着いている。
 
キャスティングも1話では古賀博士役に往年の二枚目俳優 上原謙を迎えて気合の入ったスタートが切られた。
 
敵対するネロス帝国も4軍団の組織構成であり、各軍団には軍団長を頂点に階級分けされたヒエラルキーを表現した。
物語冒頭よりモンスターやロボットを大挙して登場させると言う従来にない新機軸が盛り込まれた。
 
ストーリーも子供番組の分かりやすい勧善懲悪をベースにしつつも登場人物やキャラクターはそれぞれの立場がありながらその存在意義に疑問を感じたりと複雑な心理を表現したものも多く、放送前半は重くハードな展開のものが多かった。
しかし視聴率が振るわなかったのか後半からテコ入れが行われ子供受けする分かりやすいストーリーに変更され、メタルダーとプリンセス天功がコラボするようなアトラクション的な子供受けするエピソードが増え、当初の企画から大きく路線変更が余儀なくされたことは評価が大きく分かれるところだと思う。
終盤再び序盤のハード路線が復活するが全体の構成を見ると遅きに失した感が拭えなかった。
 
シリーズ前半は子供向け特撮番組ながら見応えのある人間ドラマを展開していたが後半の失速が本当に惜しい当初のペースで走り切って欲しかったと今でも感じる特撮番組だ。

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