書評「鼻」芥川龍之介:人目や噂を気に病むのが凡人の凡人たるゆえんである

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寓話をベースにした芥川龍之介の有名な短編である「鼻」のレビュー。
 

あらすじ

高僧の禅智内供(ぜんちないぐ)は顎まで垂れた大きな鼻を持っている。
悟りを開いたと言われる彼は鼻のことなど気にもしていないように見せながらこの大きな鼻をどうにかしたいと気に病む毎日を過ごしていた。
ある日弟子の一人が医者から鼻を小さくする方法を聞いてそれを試したところ見事に成功して人並みの大きさの鼻に収まる。
しかし今度は普通になった鼻を人から笑われるのを気に病むようになり、人目を気にして疑心暗鬼になる始末。
とうとう寺に住む童子が内供の鼻を囃し立てているのを叱り飛ばし、弟子たちから天罰が下ると陰口を叩かれる始末に。
こんなことになるなら元の大きな鼻に戻って欲しいと願ったある朝、内供がふと鏡を見ると鼻は元の大きさに戻っており心底安心するのだった。
 

レビュー

これが凡人の姿なのである。
しかし僕は薄くなった自分の髪の毛がある日フサフサになったとしても元の薄さに戻して欲しいとは決して願わないが。
凡人間違いなしの僕もカツラ疑惑の目線に耐えられなくなるのだろうか?・・・

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