浦島スキー太郎が見て来たスキー技術の移り変わりについて:検定や試合でなくなった種目について

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現在の技術選や検定種目を見ていると大抵パラレルスタンスで大回り、小回りの2種類で後は斜面状況にいかに対応できるか?に着眼しているように思える。
勿論色々な問題は孕んでいるのだろうが、これはこれで滑りがシンプルになって良いのだろう(と言うことにしておこう)。
 
昔を懐かしむのみではないがこの投稿の趣旨が昔と今の技術の比較の側面もあるので色々な理由で今は無くなってしまった技術選や検定種目について語ってみたい。
まずは・・・
 

ステップターン

谷脚で踏み蹴って山スキーのトップを逆開き(シェーレン)状に送り出し山脚に乗り込んで行く滑り方。
当時は加速のための技法だと思っていたがアルペンスキーで旗門通過の際ラインが下に落とされた時のリカバリーテクニックが発端のようだ。
今から思えばこの用途が正しいように思える。
カービングスキーになってから廃れた技術。
今のスキーはきついサイドカーブがありターンが切れ上がるのでステッピングをする必要性がなくなったためだろう。
また旧スキーは交互操作主体だったのでこう言った技法も有効なのかも知れないが、同時操作で事足りる現在のスキーでは廃れるのも当然だったのかも知れない。
当時は1級から検定種目として登場したと思う。
技術選ではアルペン出身選手の見せ場的種目だった。
余談だが92年技術選に参戦した外人デモ集団から我が国にはない技法だと散々クレームが入った挙句翌々年から消滅したように記憶する・・・
 
 

ゲレンデシュプルング

10m程の助走距離で高さ50-70㎝のカタパルトを踏切ってジャンプし、空中で脚を抱え込んだその空中姿勢を判断されると言う恐怖を伴う種目。
旧検定では1級から存在した。
これはバッジテストでもこの種目が合否を分け、技選ではこれの出来不出来で優勝争いから脱落すると言うドラマが生まれた。
選手や受検者によって非常に得意不得意がはっきりと分かれる一種の根性試しの側面が強い種目であった。
僕は学生時代スクールでバイトしていた時はレッスンが終わった後仲間でよく練習し、よく着地に失敗して胸から落下し呼吸困難に陥ったものだ。
これは僕の感覚だが、両足で踏み蹴ってジャンプするよりも踏切り直前に縮めた体を上体先行で上に伸び上がる方が綺麗なジャンプが出来ると思う。
踏み蹴ると必ずバランスを大きく崩したものだ。
これも技術選の前走で参加したオーストリアのトップデモから種目自体が意味不明だと言われたとか言われなかったとか・・・91年から姿を消した。
検定においてはおそらく危険だと言う面も存在したのだろう。
 
 
今の検定は4種目だろうか。僕が1級を受検した時はパラ、ウェ、ステップ、ゲレシュプ、総滑の5種目だった。テク・クラウンはそれに制限滑降(ポール)が加わった。
当時は真剣に取り組んでいたが、今から思えば何で?と思う種目も存在した。スキー操作のバリエーションを持つ側面としては良いのだろうが・・・
他にもあるのだが長くなったので後半につづく。

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