ボクシングのもうひとつの闘い それは減量だ~太郎のボクシング奮闘記8

広告

前回はこちら

allseasonski.com/archives/4535

 

ボクシングは体重別で行われる競技だ。

打撃を中心に攻撃を行う格闘技に限って言うと、体重別と言うのは大きな意味を持つ。

圧倒的に体格が優れた者が優位に立つのだ。

 

非常に乱暴な例えだが、相撲取りの張り手と軽量級のボクサーのパンチ、どちらに破壊力があるか?比較すれば間違いなく力士の張り手だろう。

数キロのウェイトの違いがパンチ力に差を生むのだ(勝敗はもちろんそれだけでは決まらないが)。

だからボクシングには練習と同時に減量と言うもうひとつの闘いが生じるのだ。

 

今回は減量について書いてみよう。

 

10月の試合に出ようと決めた7月から減量は開始した。

何と殊勝な!と言うのは建前で本当はちょっと太り過ぎでダイエットしようとする意図もあったのだ。

僕の身長は170㎝足らずで当時の体重は72㎏。

平均よりちょっとデブ、いや筋肉質だったので自分の体格を考えるとかなりの減量が必要だと思えた。

ちなみにボクシングの練習をしているだけでは絶対に痩せない。

そんなことなら世の中のボクサーはいつもガリガリなはずだ。

勿論そう言うボクサーも多く存在するが、試合がなければ動けるデブボクサーもそれ以上の数で存在することを忘れてはならない・・・

 

ところで当時のアマチュアボクシング(男子)の階級はこうなっている。

 

ヘビー級81越え91㎏まで

ミドル級69越え75㎏まで

ウェルター級64越え69㎏まで

ライト・ウェルター級60越え64㎏まで

ライト級56越え60㎏まで

バンタム級52越え56㎏まで

フライ級49越え56㎏まで

 

じゃあ僕の場合はミドル級かウェルター級で良いのでは?と言う話だが、そうは簡単にはいかない。

先ほど体重の違いで破壊力が変わると言ったが、体格差でもそれは大きく変わる。

 

僕の体格でミドル級やウェルター級で戦うと言うことは相手はそびえたつ巨人を相手にすることを覚悟せねばならない。

上から降ってくるパンチのシャレにならない破壊力、そして打ち上げるパンチの大変さはこの後嫌と言うほど味わうことになるのだがそれはまた今後に譲りたい。

じゃあ逆にバンタム級はどうか?

今度は減量し過ぎで身体が動かない。闘う前から勝負は着いたようなものだ。その辺の按配も考慮する必要があるのだ。

そんなことなので僕は自分の体格を考えて60㎏リミットのライト級に照準を合わせて減量をスタートした。

 

言っておくが僕は減量には自信があった。

若い頃には10㎏くらいはすぐに減らせるので「ダイエットなんていつでも出来るわ」とタカを括って暴飲暴食でデブ街道まっしぐらの時期も長く続いた。

しかしボクシングを始める前の40歳に差し掛かる頃、これでは早死する!と一念発起して約20㎏のダイエットに成功。

ボクシングの頃は身体を動かしていると言う油断でリバウンドして70㎏ほどになっていたが、それでもいつでも取り戻せると言う自負はあった。

 

7月の1カ月で約4㎏落ちた。

食品にカロリー表示しているものしか口にしなくなった。

よく利用したのはコンビニのおでん。その中でもこんにゃくやシラタキは本当によく食った。

ひとつ10kcalもないからだ。

後はゆで卵。こいつもひとつ70kcalくらいだ。

 

10月までは4ヶ月ある。単純に3㎏×4ヶ月で12㎏の減量でリミットの60㎏になる。

余裕ジャン!

と僕は調子に乗っていた。

ところが!である。

そうは簡単にはいかないのであった・・・

 

 

つづく

広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です