CATEGORY 書評

アドラー心理学「嫌われる勇気」を読んで(途中経過)

話題のベストセラー「嫌われる勇気」を読んでいる。 まだ途中なのでレビューは改めて書きたいが、ベースになっているアドラー心理学が他のフロイトやユングが提唱したトラウマによる原因説から現在の心理状況を導き出しているのではなく…

書評「トロッコ」芥川龍之介:何の変哲もないシチュエーションで少年の心の機微を描いた名作

芥川龍之介の短編小説「トロッコ」のレビュー   あらすじ 小田原~熱海間の鉄道敷設工事に使われているトロッコを見て自分もそれを押して乗ってみたいと8歳の良平は憧れている。 ある日思い切って土工に自分もトロッコを押すことを…

書評「一塊の土」芥川龍之介

   芥川龍之介の「一塊の土」のレビュー。これも初めて読みました。  あらすじ 一家の大黒柱を失くした農家の姑と嫁の葛藤を描いた物語。 働き盛りの息子 仁太郎(にたろう)を亡くしたお住は仁太郎の嫁 お民に再婚するよう迫る…

書評:「六の宮の姫君」:芥川龍之介

芥川龍之介の短編「六の宮の姫君」のレビュー。   ストーリー 六の宮の小高い丘に姫君が済んでいた。 父は宮腹の生まれだが昔気質のため兵部大輔までしか出世しなかった。 父は娘を非常にかわいがっていたので積極的に夫を取ろうと…

書評「薮の中」芥川龍之介

 黒澤明監督の「羅生門」の原作にもなった芥川龍之介原作「藪の中」のレビュー。 ストーリー 薮の中で侍の死体が見つかる。検非違使が目撃者と犯人から事情聴取する。   木こり 死体の第一発見者。死体の傍に縄と櫛が落ちていたこ…

書評:「南京の基督」芥川龍之介

芥川龍之介の小説「南京の基督」のレビュー。     ストーリー 15歳の金花は家族を養うために売春婦をしている。 みすぼらしい彼女の部屋の壁に掛かっている十字架に掛かるキリストを見てある日本人旅行者の客は「こんな商売をし…