「Revolver」The Beatles 1966年
初の音楽レビューはビートルズの名盤「リボルバー」を紹介したいと思います。
解説が不要なポップス界のクラシックですが自分の主観で語りたいと思います。
ではさっそく紹介します。
リボルバーはザ・ビートルズの通算7枚目のアルバムに当たります。
前作「Rubber Soul」までの大衆が親しみやすい路線から一変し非常に実験的な試みが随所に見られます。
すなわち多重録音やテープの逆回しによる効果音の挿入、インド哲学に傾倒するメンバーの心境を反映したような詩や楽曲、爽やかなボーカルスタイルの破棄など。アイドル的な要素を脱却した作品と言えるでしょう。
次作「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」がビートルズの音楽の転換期とよく聞きますが、僕は本作が明らかに転換期の作品だと思います。
全14曲中ジョージ・ハリスンが3曲手掛けメロディメーカーとしての存在感をこのアルバムから示して行くことにもなります。
僕が記憶する限りではこのアルバムからの大ヒット曲はないと思うのですがリンゴ・スターがボーカルを取った「Yellow Submarine」は有名なところです。
その他アースウインドアンドファイアがカバーした「Got to get into my life」そして多分に実験的要素を含んだミニマルサウンドの先駆けだと思う「Tomorrow Never Knows」がアルバムのラストを飾ります。
「Tomorrow Never Knows」は世間一般ではMr.Childrenなのでしょうが僕の中ではThe Beatlesのこの曲を真っ先に思い浮かべます。
TheBeatlesの転換期を飾るこのアルバム、一度聴いてみるのも良いんじゃないでしょうか。
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