先日会社の朝礼スピーチで北海道での少年置き去り事件に絡めたスピーチがあった。
要約すると発表者の方はかつて言うことを聞かないご自身のお子さんを激しく叱責し「出て行け!」と言ったらほぼ1日行方不明になり、自身の感情に任せた言動に激しく後悔したとのことだった。
そしてこの事件を見て当時を思い出し、日頃部下に対して発する言葉はきつくなる事はあるが、あくまで叱咤激励の意味が強く、とは言うもののコミュニケーションの取り方には気を付けて行きたいと言う内容だった。
ご自身のお子さんを叱責した方法の是非については時代背景もあるのでどうこう言うべき問題ではないと思う。
ただ僕もついついしがちであるが、「相手のため」と称してつい言わなくても良いことまで言ってしまうのではないか。
会話による意思疎通は実は25%程度しか相手に伝わらないと聞いたことがある。
従っていくら語気強く相手に伝えたところで相手は「早く終わってくれないかな」とその場をやり過ごすことに腐心すると思う。
伝えるべきことを伝え、そうしないとどうなるか相手にメリットとデメリットを伝え、その結果どう言う選択をするのか相手に決めさせるのが良いのではないかと思う。
会社員なら言うことを聞かなければ左遷やクビにすれば済む(済まないだろうが・・・)だろうが身内や肉親の場合はそうはいかない。
上記を踏まえ何度も根気よく伝えていくことが大切なのではないかと思う。
そんなことを朝礼スピーチを聞きながら感じていた。
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