特撮番組レビュー:第4回「シルバー仮面ジャイアント」(1971年 TBS 宣弘社)  

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前回「シルバー仮面」に引き続いて続編の「ジャイアント編」についてレビューします。

 

概要

  放送期間:1971年11月28日~1972年5月21日(全26話)

出演:柴俊夫、亀石征一郎、篠田三郎、夏純子、岸田森 他

制作:TBS、宣弘社

ストーリー

兄妹の苦闘の果てに遂に光子ロケットは完成した。

新たな協力者である津島博士と共に光二達を乗せた光子ロケットは月に向かう。

しかしそこで征服する星々に自星の旗を立てて回る巨大宇宙人の襲撃に遭遇する。

変身した光二の活躍で何とか宇宙人の攻撃をかわすが光子ロケットは大気圏突入時に大破してしまう。

窮地を救ったのはエンジンから漏れた光子エネルギーを浴びて巨大化したシルバー仮面だったのだ!

 

レビュー

ミラーマンに視聴率を奪われたテコ入れで11話より急遽巨大化することになったシルバー仮面。

絵に描いたようなご都合主義の展開で巨大化に成功します。

巨大化した後はカラーリングも銀色をベースに赤のラインどりで明るくなり、むき出しだった口もマスクと一体造形となりました。

何故か巨大化後は武器のレパートリーも増え、腹部のベルトから逆切腹のように取り出すサーベル、トサカからは飛び出しナイフ。

一体どこに隠していたのかと不思議な上半身をすっぽり覆うドリル、そして等身大時にはなかった両目にビデオカメラが仕組まれたりと(有機体ベースの改造人間じゃなかったのか?)歩く十得ナイフのように変貌します。

色々資料を読むとテコ入れ後は様々なトーンダウンが起こったように記述されているものが多いですが、多少子供番組らしくはなったもののストーリーは依然としてしっかりしており、巨大ヒーローを表現するためのカメラアングルも円谷作品には見られないような遠近感を意識した撮影を行い、光子ロケットなどのミニチュアワークも決して安っぽいものではなかったのはさすが故大木淳吉特撮監督の手腕でしょう。

演出面でも最終回はいきなり戦闘シーンから始まるなどチャレンジングな切り口を提供したと思います。

惜しむらくはシルバー仮面のスーツのメンテが良くなかったことと長女ひとみ役の夏純子の髪型がクルクルパーマになったことでしょうか。これらは非常にマイナスな要因だと思います。

視聴率は若干改善したものの最後まで一桁台で推移し、ついに26話の放映で幕を閉じた本作。

色々な意味で殻を破れなかった作品と言えるでしょう。

 

次回予告

未定

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