書評:「人に強くなる極意」 佐藤優 著(若いビジネスパーソン向けだが全ての世代で活用できる実用書)

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佐藤優さんの「人に強くなる極意」をレビューします。

佐藤さんはご存じの通り、外務省勤務で鈴木宗雄議員の対ロシア政策で共謀して便宜を図ったとの罪に問われ500日以上拘留された方です。

外務省で対ロシア外交の業務を通じて会得したノウハウを「怒らない」、「びびらない」、「飾らない」、「侮らない」、「断らない」、「お金に振り回されない」、「あきらめない」、そして「先送りしない」と言う8つの切り口からこの本で余すところなく書かれています。

 

仕事に対する心構え等も多く書かれているので2030代のビジネスパーソンがターゲットかと思われますが、年代を越えてそしてビジネス以外でも役立つ実用書と言えるでしょう。

 

今回のレビューでは本書のキャッチフレーズにもあった「びびらない」にフォーカスして気になったところを挙げてみたいと思います。

 

交渉や仕事での対人関係において「びびる」と言う感情を抱くのは相手のことがよく分からない時です。

すなわち相手のことが分かればびびる気持ちも治まり冷静な判断を下せるようになります。

これは著者が拘留されている時に検察官とのやり取りの中で実感したことでもあるそうです。

とにかく雑談の中で相手の特徴や尋問の意図を掴んで取り調べを有利に進めることができたとのことです。

 

そして世の中はびびらせることでなりたっていると著者は言います。

悪質なキャッチセールス等不安を煽り陥れようとする場合が世の中には多く存在します。

こういう場合どうすれば良いか?他と比べてどうなのか?何に対してびびっているのか?冷静な判断が必要になってきます。

 

そうした能力を養うにはどうすれば良いか?それにベストな方法は代理経験を積むことだそうです。

つまり危機に陥って切り抜けた経験を書いた書籍や映画を見て代理経験を積むのが非常に有効との事です。

こうした本や映画あるいは人の話で代理経験を積む方法はこの他の章でも紹介されていますのでこの本の最大のトピックと言えるでしょう。

非常に有効だと言われるので何よりも非常に手軽に始められるので僕としては是非実践してみたいと思っています。

 

そしてびびらないで対峙する場合とびびって避ける場合を明確に分けて認識することも大切だとも言われています。

例えば街中で危険な連中に遭遇した時は問答無用で迷わずそこから逃げることが先決になります。

その使い方を間違ってはいけないと書かれています。

 

この本には各トピックに則して著者佐藤氏の経験と解説、そしてそれを解決するための様々なノウハウが提示されています。

提唱されているのはひとえにこれからの日本は間違いなくグローバル化が進むので単なる労働力になるのを避け、自分にしかできない専門性を身に付けるようにせよと言うことです。

何とも耳が痛い話です。そしてそれは提示された様々な手法を実践することで一刻も早く身に付けるようにした方が良いとこの本は勧めています。

 

ひとつひとつの手法はハードルの低い簡単に着手できることばかりですので、これからの不透明な時代を生きていくため有効な指南書かつ実用書と言えるでしょう。

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