前回はアマチュアの祭典であるオリンピックにアマチュアプレーヤーは参加しないのか?と書いた。
前回はこちら
allseasonski.com/archives/1911
そこでアマチュアゴルフの試合や選手を管理する団体「公益財団法人 日本ゴルフ協会(JGA)」がリオオリンピック参加についてどう考えているのかを調べてみた。
ネットで検索していると「オリンピック競技への取り組み」と言うJGA発行の資料が見つかったので抜粋して紹介したい。
リオオリンピックへの参加条件を簡単に紹介する。
参加は男女とも60人であり、ワールドランキング(WR)上位15名は無条件で参加出来、一国あたり4名まで参加できる
16位以下は各国2名(男女別で)参加でき、5大陸から最低でも1名の出場枠は保証される。
開催国のブラジルは1名の参加は保証される。
と言うものだ。
そもそもWRが選考基準となっている時点で疑問が湧く。WRとはプロゴルファー主体のランキングではないのか?
JGAはオリンピックに関してはJOCの管理下に置かれているようで、JOCはこのWRをベースとした選考基準にNOとは言っていないのである。
何故なのだろうか?
そしてもうひとつ気になったのがオリンピック強化指定選手の面々だ。2015年版だが一応紹介しておく。
【男子】
松山英樹、小田孔明、岩田寛、片山晋呉、谷原秀人、近藤共弘、藤本佳則、小平智
【女子】
大山志保、横峯さくら、成田美寿々、森田理香子、上田桃子、鈴木愛、酒井美紀、原江里菜
全員プロゴルファーである。
ちなみにJGAには男女ともナショナルチームの編成メンバーは存在する。もちろんアマチュアゴルファーだ。
アマのナショナルチームを差し置いてプロでオリンピック強化指定選手を編成するとはどういうことなのだろうか?
しかも先の資料にはJOC主導の下、JGA・JGTO・PGA・LPGAの主要四団体でご丁寧に調整済みだと逃げ道も作っている・・・
(つづく)
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