映画評「クリード チャンプを継ぐ男」ネタバレ注意!

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「クリード チャンプを継ぐ男」を観た。
数年前インタビューでシルベスター・スタローンがロッキーの新作について構想しているとの記事を目にしたことがある。それはかつての作品と異なり、老いた人間を描きたいと語っていたがロッキー外伝との形を取った今作が果たしてそれに該当するのだろうか?
発売と同時にDVDを購入し、鑑賞したので早速感想を書いてみよう。

全体を観た印象としては従来のシリーズ6作とテイストが明らかに違うと感じた。シリーズ中4作は主演のシルベスター・スタローンが監督し、脚本は全作を氏が手掛けているが、今作はライアン・クーグラー監督・脚本となっている。
スタローンは製作のみ。

クーグラー監督は1986年生まれの29歳で非常に若い。初監督が2013年で今作が2作目でいきなりのメジャー作品だ。
若く新しい主人公の物語なので、それはそれで良かったのかも知れない。

ロッキーが今回完全に脇役に徹しているのも良い。
しっかりと主役に焦点を当てた構成となっている。
偉大な父親を追ってチャンピオンを目指す若者とかつて父親と死闘を繰り広げた年老いた伝説のチャンピオンとの対比がよく描けていると思う。

反対に気になったところは、アポロには二人の子供がいた事が本作では完全スルーされていること。
ストーリーの構成上邪魔なので無きことにされたのだろうか?…

もうひとつは全体的に構成が軽い。
今作に限らず最近の作品は出来栄えはスマートだが、何だかミュージックビデオを見ているような印象を受けるのだが、今作もそう感じた。ファイトシーンに関してはCGによる合成で表現してるのでは?と頭をかすめる。かつての作品ではファイトシーンもスタローンが熱心に介入していたが、今回は製作と助演のみで本当に脇役に徹したのだろうか?そう感じてしまうほどだ。

いずれにせよ、父親の後を追ってチャンピオンを目指す若者の姿を描いた作品にふさわしいと思う。主役も制作者も若く非常に初々しい印象を受けた。伝統を受け継ぎつつ表現は新しいと言う感じだろうか。
果たして続編はあるのか?ロッキーは引き続き登場するのか?
関心が尽きない作品だ。

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