2016年8月7-8日に掛けて四国は香川県の離島である佐柳島、高知市内、そして室戸岬を回って来た。
目的は奥さんの実家方のお墓参りだ。両親とも高齢で現地に赴くことが出来ず、現地に縁者も皆無になったので僕ら夫婦でお墓のお世話をしようと思い立った。
特に母方の佐柳島は当然アクセスは船で便も頻繁になく、20年ほど前の台風で墓石が流されたとのことだったのでそれも長年の懸念だった。
今回それを確かめる目的もあった。もちろん観光もだが。
最初に紹介する佐柳島は近年猫島としても有名になってきた。
人よりネコの方が多いと聞くが果たしてどうなんだろう?
早速紹介したい。

佐柳島までは多度津港から約50分の船旅。一日4便ほど運航している。

多度津は造船の町。建造中のタンカーがそこかしこに係留されている。

思ったよりも快適に到着。皆さん海水浴客なのかな。

周囲約6kmの小さな島だ。目立った海水浴場などもなさそうだが・・・

港の待合所にいきなり3匹。

ここにも。

あそこにも。

いたる所にネコが落ちている。

人は?

いない。

全くいない。

一人いた。

神社も訪れましたが誰もいない。
まとめ
佐柳島の平均年齢は75歳。
典型的な過疎地域です。
やっているのか分からない雑貨屋が一軒、飲食店もなければ自動販売機もありませんでした。
こうして島外から訪れる場合は飲食物の携行がマストです。
ネコ達は概してやせ細っており毛並みも悪く、皮膚病に罹っている子もいてちょっと可哀想でしたね。
しかし話を聞くと雑貨屋さんがひとまとめに面倒を見られているようです(雑貨屋さんのおばさん談)
心配していた墓石は僕らの懸命の捜査と聞き込みの結果判明し、無事供養を済ませることができました。
そしてくだんの雑貨屋のおばさんが義母をよく知っている方で新造されたお墓にもお参りすることができ、予想以上の成果を持って島を離れることができました。
しかし9時に入港して出港は15時半。
有り余る悠久の時間を過ごす術を身に着けることがこの島で過ごす極意かも知れません。
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