【スキー関連】僕が見て来たスキー技術の移り変わりについて②:高速化と縦長のシュプール

広告

スイング&グライドが基礎スキー界に普及し始め選手たちは高速化の時代へ、我々一般スキーヤーはスキー操作の方法がガラッと変わったのだった。
 

前回はこちら

allseasonski.com/archives/3276

 
88-89シーズン、志賀高原のスキースクールでイントラのバイトをしていた時、レッスンが無い時は常駐スタッフ(すごく上手いスキーヤー)から研修と称してレッスンを受ける機会があった。
その時言われたのがターンマックスから切換の時、谷方向に伸び上がって体軸を先行動作させスキーはフォールラインに向くまで何もするな、と指導されることが多くなった。
今にして思えばスイング&グライドが一般スキーヤーに浸透し始めたと言うことだろう。
 
僕の中で決定的だったのはシーズン中盤、クラブの先輩がSAJデモの石井俊一選手をクラブの合宿に連れて来た時だった。
僕は直接レッスンを受けることはできなかったのだがデモンストレーションして頂いた時にはっきりとターン前半はスキーのトップがフォールラインを向くまで何も働きかけないと仰ってたのを鮮明に記憶している。
その年の技術選のビデオの解説でも落下慣性を利用して滑る。と言うフレーズがやたらと耳目にすることが多くなったのだ。
こうしてスイング&グライドと言う技術が基礎スキーに浸透し、加えて高速化に拍車が掛かったと思っている。
 
もうひとつこの時代の滑りで特徴的だったのが「高いポジションで滑る」と言うことだ。
高いポジションと言っても今の有名デモが切り替え時に腰高なポジションでスキーを真上から圧を加えることが出来ると言う生易しいものではない。
最初から最後まで高いポジションなのだ。
例えるなら竹とんぼを逆さまにしたようなフォームを想像すれば良い。
羽根がスキーで軸がスキーヤーだと思って貰えれば良い。
 
こうしたフォームで縦長の浅いシュプールを描いてバンバン高速で滑ることがトレンドとなった。
技術選のトップスキーヤーなら当然対応力はあるしコートも隔離されているのでスピードに乗れるのだが、それを真似た一般スキーヤーがゲレンデでかっ飛ばすので危ないことこの上ない。
僕ら世代の我流スキーヤーがスキーの形状が大きく変わった現在でも回し込めず浅いターンで滑るスキーヤーが多いのはもしかしたらこの影響が残っているからかも知れない。
 
つづく

広告

2 件のコメント

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です