【スキー関連】僕が見て来たスキー技術の移り変わりについて③荷重と捻り

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当時流行った浅いターン弧の滑りは佐藤譲や斉木隆などレーサー出身のデモが持ち込んだ高速で滑るテクニックだった。
つまり切換からスキーがフォールラインを向いたらスキーに荷重してサイドカーブを作りそれに沿ってスキーを進ませると言うズレの少ないターンだ。
今で言うカービングターンである。
 

前回はこちら

 
旧タイプの長いスキーは現在のスキーと違ってサイドカーブが無いので(厳密にはあるのだがごくわずか。回転半径の詳しい数値はわからない)スキーに荷重してたわませサイドカーブを作り出さなければならなかった。
そして現在のスキーとの最大の違いはスキーをたわませると同時に捻りを加えないとスキーが回転しなかったのだ。
 
現在のスキー(カービングスキー)はウェストがくびれたシャモジのようなフォルムなので、スキーを傾けるとトップ部分とテール部分が接地し遠心力でたわみが発生し自然に大きなサイドカーブが発生する。
そのサイドカーブに従ってスムーズなカービングターンをすることが出来るのだ。
 
しかし旧タイプのスキーは細長い寸胴の形状なので荷重を加えてもカービングスキーほどスムーズにたわまないので、捻りを加えないと滑らかなターンが出来ない。
従来はこうしたズレを利用した滑りが主流だったのだが、トップレーサーが持ち込んだこうした浅いターン弧でズラしを最小限に抑えた滑りがトップテクニックとしてもてはやされるようになった。
 
20年振りにスキーを再開した僕はこうした旧タイプのスキーの感覚しかなかったので、ロングターンショートターンに関わらず捻り動作を加えるので、当初はカービングスキーの特性を活かした滑りが全くできなかった。
カービングスキーはターンが切れ上がって怖い思いをする、と散々脅されていたのだが旧タイプのスキーとどう違うのか?全く違いが分からなかったのだ。
それは捻り動作を加える僕の滑り方では当然の結果だと理解したのはここ最近になってなのだが・・・
 
困ったのは今の滑りをマスターしようとプロスキーヤーのレッスンを受講した時に「藤原さん、回転半径通りの滑りをして!(捻らないで)」とよく注意されることだ。
やはり身体に染み込んだスキー操作は長くスキーをしていなくても憶えているものなのだと思う。
 
しかしカービングスキーでスキーを覚えた最近の若い子たち(いよいよこの言い方が実感を伴う様になって来た)はスキーをずらしたり捻り操作が出来ないと聞く。
今のスキーに則したテクニックはマスターしたいがひっそりと捻りやズラしが使える僕らオッサンスキーヤーは君らにはない隠し技を持ってるんやぞ~っと意味のない対抗心を燃やしたりしているのだ。
 
 
つづく

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