久々に技術選を見たらショートターンが僕がイメージしていたのと余りにかけ離れていたので愕然としたのだ。
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allseasonski.com/archives/3485
スキーの性能が変わったので滑り方が変わったと言うことは理解できるがハイスピードで滑るロングターンならいざ知らず、何故ショートターンをこれほど減速要素を排除して高速で滑り下りる必要があるのか?僕には理解できなかった。
ショートターン=ウェーデルン=減速しながら急斜面を滑り降りるテクニックの図式が頭にこびりついていたのだ。
この概念を外すのに3シーズン掛かった。
カービングスキーになり容易にターンが出来るようになったので、丸い円弧を意識したターンを気持ちでは心掛けて「どうだ?」と友人が取ってくれた動画を見ると普通のウェーデルンになっている。
復帰後3シーズン目はそんな状況をウロウロしていた。
コツがつかめたのは先シーズン2015-16シーズン、元ナショナルデモだった西村斉さんのレッスンに参加した時だった。
彼が言うにはスキーを速く振らないこと。ゆったりとしたリズム、まるでミドルターンかと思うくらいで丁度良いと教わった。
もうひとつはコブレッスンの時に緩斜面でのバンクターンを練習したことが結果的に整地ショートターンを理解するきっかけとなったことだ。
バンクのどこに目線を置いて先行動作するタイミングがつかめたと思う。
その後プライベートで野沢温泉に行った時に復習の意味を兼ねて仮想でバンクを設定し滑ってみたところ、今で言うショートターンの感覚を掴めたと思う。
結局エッジを必要以上に立てカービングターンをしよう、しようとの意識が強すぎてその結果何も変わっていなかったのだと思う。
細かいピッチでカービングターンをしようとするのではなく、仮想のゲートを想定してそこをスムーズにくぐるイメージを持つ方が良い結果を生むことに気付けた。
スキーが雪面に食い込んで遠心力が働くカービングショートターンはあくまでその結果だったのだ。
何かを習得したり理解するためには一旦自分の固定観念を捨てることも重要になって来ると思う。
そのことを僕はこのショートターン修得の過程で思い知らされたように思う。
でも僕のスキー技術を今風にアップデートする作業はまだ始まったばかりなのだ!
つづく
初めまして!
私も同じです!
コブのバンクターンのイメージ!
私も、ウェーデルン世代なので
出来なかった時は、
レッスンで
「谷回りから板に圧をかけて…」
とか言われても、
デモの後ろを滑らせてもらっても、
わからなかったんです。
谷回り。
なので、
小回りは特に、
山回りで止める滑りでした。
でも、ある時、
コブのバンクターンのイメージで
板をゆっくりと横にズラして行く
感覚で滑ってみたら、
生まれ変わりました!
「これかぁぁ〜!
いまどきのやつは!」
と、なんかワクワクした記憶が
あります。
それから、
2級→1級と1シーズンで合格し、
その後、なぜか
目標を失いながら10年が過ぎ、
今年、突然上を目指したくなり、
テクニカル、2回目の受験で受かりました!