ノルディカ ドーベルマンを試乗した。
ノルディカのスキーに乗ること自体初めてだ。スキーメーカーとしては後発組でむしろブーツメーカーとしての印象の方が僕は強いが、近年アルペンでも基礎でも選手の使用率は高い。
ドーベルマン ワールドカップ SL PLATEと言われるだけあって純競技用モデルだ。説明してくれたメーカーの人は選手用だと言っていたが果たして1級程度のおっさんに乗れるのか?
斜面状況
日程:2017年4月16日
試乗バーン:野沢温泉やまびこゲレンデ
バーン斜度:15-20度
斜面状況:ナチュラルバーン、コブ
天候:雨、視界不良
雪質:重い湿雪
スキー概要
名称:NORDICA DOBERMANN SL WC PLATE(ノルディカ ドーベルマン SL ワールドカッププレート)
長さ:165㎝
幅(トップ/センター/テール):不明(詳細調査中)
サイドカーブ:不明(詳細調査中)
構造:不明(詳細調査中)

▲おなじみのノルディカのカラーリング。

▲見るほどに戦闘的なデザインとフォルムだ。
印象
ブースでセッティングして貰いリフトに向かうスロープを滑っただけで「この板は違う!」と直感した。
はやる気持ちで早々にリフトを下り本腰を入れてショートターンで滑り出して驚愕した。
今まで履いた他のどのスキーとも次元が違うフィーリング。
踏めばR通りに回転弧を描きながらターン終盤に掛けてスパーンッ!と走っていく。ギュイーンッ!じゃなくスパーンッ!だ。ムチャクチャ走る!
踏む・雪面を捉えて回転する・そしてスパーン!と走る・踏む・雪面を捉える・スパーン!・・・この繰り返しでムチャ楽しい。
丸い弧を描くと言うより、ターン前半でエッジが雪面を噛んで捉えるとそのままストレートに走ると言えば良いのだろうか?・・・
まさにドーベルマンと言うネーミングがピッタリのフィーリングだ。
レスポンス最高!かと言って難しくない。むしろ操作しやすいスキーだ。
ブースに帰ってメーカーの人にフィーリングを伝えると、選手用と言って敬遠される方は多いがむしろ操作しやすいスキーだと言われた。
やはり自分の感覚は正しかったのだ。
コブ斜面にも入ったが反発で弾かれることもなくスムーズに操作することが出来る。技術選でもデモモデルではなく、純競技用のこのスキーを使用する選手も多いらしいが履いてみて納得だ。
ただロングターンはさすがにサイドカーブ通りで(おそらくR=13ⅿくらいか)回転半径が小さくなりがちだが、そこは調整すれば問題ないだろう。ある意味素直な板だと思う。
1級程度の腕前があればデモモデルとは違う次元のフィーリングを体感することは出来るだろう。だって僕がそうだから(笑)
今回試乗したスキーの中で断トツの最高評価。
これは良い!お勧めです。
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