キトラ古墳を訪問していたら結構いい時間になっていたので、10㎞歩いて石舞台古墳に向かおうか?と考えていたが諦めてクルマに戻り現地に向かった。
キトラ古墳の投稿はこちら
https://allseasonski.com/archives/5264
石舞台古墳は説明が不要なほど広く認知された古墳だと思う。
しかし被葬者は不明で石室に用いられている巨石が顔をのぞかせていたので住民から石舞台と呼ばれていたのだそうだ。
築造当時の墳形は不明だが、方墳か上円下方墳であろうとのことだ。
いずれにせよ両形式にすればかなり大規模な古墳だと言える。

▲入り口付近に掲げられている案内板。どのように巨石を運んで組み上げたのか当時の築造方法が記されている。

▲遠目にはいつも言うほど巨石ではないように感じるのだが・・・

▲石舞台の代表的なアングル

▲入り口から羨道を臨む。

▲更に玄室

▲玄室内部。人と較べると巨石の大きさが良く分かる。


▲古い案内板。石舞台のプロフィールが記されている。
感想
ここを訪れるのは4~5度目くらいだが、写真などで剥き出しの巨石のイメージがあるので、いつ来ても「あれ?意外と小さいな」と言う印象を持ってしまう(あくまで気のせいです。間違いなく巨石ですから)。
しかし土木建機のないこの時代によく人力でこの巨石を組んだものだと昔の人の創意工夫には感心する。
今まで各地の方墳は何か所か見たが、こちらは墳丘の面積は方墳にすればかなり大きい部類だと思うので、やはり天皇もしくは当時の権力者であった蘇我氏の墓であったと言う説が有力なのではないだろうか。
ちなみに明日香では数少ない(?)入場料が必要な古墳でもある(250円/大人)ので注意が必要だ。
しかし春には桜、秋には紅葉と巨石が四季折々の周囲の景色と絶妙にマッチするので、明日香を訪れたなら是非足を運びたい場所であることには間違いない。
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