購入以来17年経つ自宅のエアコンの汚れがさすがに気になったので、何とかせねばと思い洗浄することにした。
なら早く業者に頼めば良いじゃんと言う話だが、調べると1万5千円ほどするらしい。
ネットでついでに調べると自分でやっている人も結構いるみたいだ。
読み進めると決してできないような感じではないので思い切ってDIYすることにした。
注意事項
エアコンの洗浄部分は大きく二つ。フィン部とファン部だ。フィンは空気を冷却する部分。ファンは冷却した空気を吹き出す部分だ。フィンはドレンを伝って洗浄後の汚水は屋外に自動的に排出されるが、ファンの汚水は吹き出し口を伝って落ちてくるので、袋などで受ける必要がある。大きくこの二つを理解しておけば作業はそんなに難しいものではない。
あとは作業前には必ずコンセントを抜くようにしよう。

▲揃えたもの達。エアコン洗浄スプレー、巨大ポリ袋、子供用歯ブラシ、スポンジブラシ、養生テープ、締めて2,500円くらい。

▲エアコン洗浄スプレー。ネットではファン用もあるが、フィン用で十分対応可能。むしろ流動性の高いフィン用の方が浮き上がらせた汚れをそのまま流せるので却って好都合だと思う。

▲ファンから出た汚水を受け止めるためのポリ袋。大きさに余裕がある方が好ましいと思い大き目のを準備。
5枚で550円と少々高め。

▲ファン部の細かく狭い箇所を洗うためスポンジブラシと子供用歯ブラシを用意。

▲普通の使い古した歯ブラシでも良かったのだが、ヘッド部分が当たって邪魔になるのを避けるために子供用を準備したのだが・・・結果的にはすぐ汚れてその都度キレイにしないといけない手間を考えると不要だった一品。

▲作業開始。先ずはエアコンを周囲を覆うようにビニール袋をセットし、養生テープで固定。
クラフトテープでも良いのだろうけど、壁紙などにテープを張る場合剥がれる危険性を回避するために粘着力の弱い養生テープの方が好ましいと思う。
言うまでもないが外装はもちろん取り外して、別途洗剤を使ってクリーニング中である。

▲基板に水滴がかからないようにラップで養生するのを忘れないように。
それから汚れているからと言ってフィンは決して掃除機などでほこりを吸ってはいけない。アルミ製で非常に柔らかいのですぐに変形するからだ(写真の左側参照)。洗浄スプレーの噴射に任せよう。

▲いよいよ作業開始。フィン部に洗浄スプレーを噴射。フィン部の汚れはドレンを伝って屋外に排水されるのでここは思い切って作業を進める。基板にかからないように注意する。

▲ファン部もフィン専用の洗浄スプレーで洗浄する。汚水がビニールの外を伝って床にしたたることがあるのでビニール袋の口が内側に折れ曲がらないように注意が必要。

▲ファンの奥まで汚れがビッシリ付いていたのと歯ブラシやスポンジではすぐ汚れが付着して使い物にならなくなるので、結果的にこのような長い柄の付いたブラシを再度購入して用いた。こちらの方が作業しやすい。ホームセンターで200円くらいで売っている。

▲洗浄後。よくは見えないが手前のルーバーは言うに及ばず、ファン部の奥まで汚れが付着していたのが目に見える範囲ではかなり洗い落とせた。

▲何とか完了。
終わりに(課題など)
作業自体不慣れだったので4時間くらい掛かったが、要領はつかめたので次回にはこの半分くらいの時間で作業は可能だろう。
このエアコンの構造上、ファン部のルーバーユニットが取り外せない形式だったので(専門家が見れば簡単に取り外せるのだろうけど)、ファン部の洗浄が予想以上に手が懸かってしまった。
エアコンを設置する知人に聞いてみたところ、本格的に汚れを除去しようと思えばエアコンを完全に分解する必要があるみたいで、エアコン掃除を売りにしている業者でも完全には汚れを除去できないようだ。
ファン部の奥の奥までは見えないので専用の道具があるのだろうが、手探りでやらざるを得ないからだ。
それは今回自分でこうしてやってみてよく分かった。
業者に頼むと小一時間ほどの作業時間で済むとのことだが、費用は1万円から1万5千円の出費は必要だ。
今回汚れが酷かったので洗浄スプレーは4缶使ったが、それでも自分でやるなら3千円もあれば十分だろう。
慣れれば2時間もあれば出来るし、買って間もないエアコンならそんなに時間も費用も懸からないはずだ。
これから夏本番になってエアコンを活用することも多くなってくる。
汚れが気になるけど業者に任せるのもどうかなぁ?と思っている方はエアコンがフル稼働する前のこの時期に自分でトライしてみるのも良いかも知れない。
コメントを残す