2016年技術選参戦記5【渾身懺悔の章】

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ゴールに辿り着いてまずジャッジの点数を確かめるのでなく、僕が取った行動は・・・

「すいません、携帯の落しモンあるってアナウンス聞いたんですけどハァハァ」

パトロールの人「どんな携帯?」

僕「アイホンですけど」

パ「何色?」

僕「青」

パ「はいこれね」

確かに僕のアイフォンだった。やはり僕は持ってるオトコだ。奇跡は起こったぜ!良かった~。

喜びもつかの間、本来の目的を思い出す。

「確か74点って言ってたな・・・」

こちらには奇跡は起きなかったようだ・・・チーン

闘い終わって~閉会式

会場に戻るとみんな競技が終了して集合写真撮っていた。
僕とK多さんは不在だったから仕方なくその場にいるメンバーで撮ったとのこと。スマンね、勝手なことして・・・
K
多さんは17時から大阪で仕事の打合せがあるらしく、僕同様ゴールするとダッシュで宿に戻ってクルマぶっ飛ばして大阪に帰った。
同じ去るにせよ随分目的というか格が違うわ、あれだけ悩んでたのにきっちり結果出すし・・・

宿に戻って食後、滑りのビデオを見ながら反省会。
難バーンとは言え、イメージ通り滑り高得点を得てみんなから冷やかされる人、思い通り滑れず悔しい思いをした人、ライバルに勝ってご満悦な人それぞれの思いで自分の滑りを食い入るように見つめる。
僕はと言えば、余りの不甲斐ない滑りに苦い酒をあおるばかりだった。
まぁ悔しい思いをした人多かったんじゃないかな。

翌日は10時から競技センターで閉会式と成績発表。
大体予想がつくので余り行きたくなかったんだが仕方ない。けじめもあるしね。
ジャッジの講評を聞くと、難バーンでも正確な操作の選手を評価し、その上でスピードの次元の高い選手には高得点を出したとのこと。
まぁごもっともな内容でした。

成績発表では予想通りの常連、男子は中井教之選手、女子は川畑麻央選手が総合優勝を決めた。
特に川畑選手は全種目1位で文句なしの優勝、本選での活躍が大いに期待できる。
夏場のプラスノーでちょっと関わりがあったので是非大活躍してデモ初認定をゲットして欲しいね。頑張ってね。

僕はと言えば3種目合計674点で94位、振るわない結果だったけど最下位だけは逃れた。次回もっと上に行けるようにがんばろう、そのためには心を乱すような落し物や忘れ物には気を付けようと決意を新たにするのだった。
会場で撮った集合写真の顔が力弱い・・・

早く滑りに行きたい。
来年に向けて、いや3月に予定している検定に向けてもう闘いは始まっているのだ。立ち止まる訳にはいかない。

はやる気持ちでみんな揃って山頂に向かい今回初めて様々なゲレンデを滑る。
皆さんに着いて行きながらオレの滑りどうなんやろ?上手く滑れてるのかな??とか考えながら滑る。
ショートターンの滑りの感触が良かったので側にいたK本くんに「今のどうやった?」と聞くも「見てませんでした」とのこと。さいでっか{(-_-)}

そして最後の最後に山の神さまは意地悪なオチを僕に用意してくれてたのだ。

山頂から万場スキー場に向かい、オフピステの急斜面を滑り出したので、みなさんゾロゾロとそれに続く。
はっきり言って僕はオフピステが苦手だ。
と言うか大嫌いだ。
しかしみんな行くのでそこを避けると言うのは僕にとっては敗北を意味する。

「ま、ここは昨シーズンも何度も滑ってるしな、大丈夫やろ」

軽い気持ちでコースに入っていきなり前のめりにバランスを崩して片方のスキーが外れる。

あれあれ??と思う間もなくそのまま数メートル転がりながら滑落。
見上げると遥か上に僕の片方のスキーが・・・

しゃあない、登るか・・・
スキー履いてる脚でバランス取って山脚を踏み出すとズボッ!と腰まで脚が埋まって身動きが取れない・・・

しばらく喘いでみたが一歩上がって3歩滑落、スキーは遠のくばかり。
まずい、このままでは永遠にスキーまで辿り着かないではないか!
どうしよう?山の神さまの天罰か?まさかあのことの仕返しか?もう25年も前の出来事ではないか!

実は25年前、僕はこの地でスキー1級の検定を受け数点オーバーのトップで合格している。

長野県の有名スキー場での合格を目論んでいた僕は奥神鍋の1級など鼻にも掛けず通って当然くらいにしか思っていなかったのだ。

「山の神さま!ごめんなさい!!僕が浅はかでございました!!!」

と、渾身の願いが通じたのか上から「何故か分からないけどフラフラとこのコースに入ってしまった」と山スキーを履いた初老のスキーヤーが板を拾って助けてくれたのだ。
何たる奇跡!しかしもう決して黙って嫁の鼻毛カッターは使えなくなった

その後も万場のモッサモサのスーパーナチュラルバーンにただ一人翻弄され続ける僕なのであった

こうして僕の技術選への初参戦は終了した訳だが、実感として若い頃の様に思い通りに身体が動かないと言う事が分かった。
体力面もさることながら、やはり若さの一番の特徴とは怖いもの無しで突っ込めると言うことなのだろう。
当時はジャッジに俺の滑りを見とかんかい!くらいの勢いだったのが、今は何とか失敗せず点数も稼ぎたいと言う姑息な態度に変化してきたように感じる。技術の未熟さはともかく、勢いが無くなって来たのか
そして、遊びのスキーではこうした特殊なシチュエーションでのスキーには屁のつっぱりにもならないと言う事もわかった。
もちろん遊びのスキーも楽しむが、試合のために練習もするとのメリハリの効いた気持ちの切り替えが必要だと感じる。

ま、いずれにせよ楽しむ気持ちを忘れずにこれからもチャレンジして行きたい。
もちろん山の神への信仰も忘れないように。
だから来年は順位上げてね()
こんな事を考えつつ神鍋を後にするのだった

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