PCのメールボックスを見てふと思った。
「ゴチャゴチャして汚いなぁ」
これは役に立つかもとか、ショッピングの際何気なく配信希望したメルマガなどが気付かぬ間に溜まってそのような状態になってしまう。
こまめに整理すれば良いのですが、思い当たる方も大勢いるのではないでしょうか。
メールを例に出しましたが、私たちの日常を振り返ってみると同じような物は多数見つかると思います。
例えばこんな・・・
衣類
お気に入りだったり流行を追い続けたり、果ては体型が変わったので仕方なくとか、気付けば自分の趣味に合わせて同じような服が何着もクローゼットに溢れかえっていると言う事は身に覚えがあるのではないでしょうか。
実際は季節毎に数着持っていれば事足りるものだと思います。
資料
仕事で参考のために専門誌や書籍、新聞の切り抜き等の資料をストックする人も多いと思います。
自分が資料を作成する際の参考にずっと手元に持っておきたい気持ちも分かりますが、自分が思うほど役に立たず、気付けばずっと書棚やラックの中に何年も保存されたままと言う事もあるのではないでしょうか。
またメルマガなどの情報系の資料などもいつか読もうと思いながら気付けばメールボックスに未開封で溜まってはいないでしょうか。
コンビニのビニール袋
スーパーやコンビニで買い物してのビニール袋、ゴミ入れなどにあったら便利と丸めて括って気付けば流しの収納などに大量に溢れかえっているなんて事はないでしょうか。
あれば便利と溜めこんで知らない内に大量に膨れ上がって処分に困るパターンですね。
以前自宅で押し入れを大掃除した時にクリーニングを出した時に衣類を掛けている針金のハンガーが大量に出てきて途方に暮れた事がありました。
奥さんの母親が何かあった時に困らないためにと言う親心からなんですが、何かあった時ってそうそう起こらないから。
そしてクリーニングのハンガーやビニール袋がなくて困るような有事って一体何なのでしょう?
人付き合い
友達100人出来るかな?と言う童謡があるように僕たちは友人が多い事を良しと教えられて来たと思います。
しかし本当にそうでしょうか。
人はそのステージで付き合う人も変わるものだと思いますし、既存の友人達とも話が合わなくなる事も多々生じるとも思います。
最近はSNSの発達によって一度も顔を合わせた事のない友人や知り合いも数多く生まれています。
それも国内だけではなく海外の人もいるでしょう。
繋がりが数多くなるに連れて付き合いがどんどん希薄になる、会った事もない、ましてや一度も会話した事もない。
そんな友人や知り合いなんて果たして必要でしょうか?
まとめ(結論)
上記は全て無くても困らないが、「いざ」と言う時のために持っていれば安心だと言う心理状態を表すものではないでしょうか。
「備えあれば憂いなし」ってヤツですね。
でも人間でも贅肉がたくさん付けば身体の切れが損なわれるのと同じく、我々の生活においても物や人を抱え込み過ぎても身動きが取れなくなるものだと僕は思います。
「備えあれば憂いなし」、たとえば上記の物が無くなったとして実際に「困った」と言う事が起こるのでしょうか?
結論から申し上げます。
「起こりません」
なければ困ると思っていた衣類、大量に捨てました。
捨てる過程で眺めてみると随分流行から後れた感じになっていたり、また自分が流行遅れになっていたり(つまり歳を取って似合わない)と、所有している衣類の8割は不要だとの結論となりました。
海外に向けて古着を発送している団体も存在します。
自分が不要なら必要なところに回した方が良い場合もあります。
仕事に必要な資料、大量に捨てました。
これは奥さんのですが(笑)
余りに専門の雑誌を読まずに積み重ねて放置しているので、「捨てるぞ!」と脅すといざと言う時に使うからと言うので、プラスチック製の収納ケースを購入してそこに保管したのですが、5年経過してもケースの蓋を開けた形跡はありません。
従って黙って捨てましたが、今のところ困ったと言う声を聞かないので多分要らなかったのでしょう。
人付き合いについては物ではありませんので、捨てる=付き合いを止めるに繋がりますので人としてどうか?と罪悪感を感じたりとおおいに躊躇するところではありますが、先にも述べたようにその時々で人付き合いは変わるものです。
大量に捨てました。
それに今までを振り返ると当然別れと言う事を経験せずにやって来た人は絶対いないでしょう。
その時は辛いでしょうが今現在を振り返ってみるとどうでしょうか?
その別れがあって現在大きくダメージを蒙っているでしょうか?
付き合いを粗末にすると言うのではなく、これは違うなと思えば離れるのは有りだと思います。
そのまま継続するのも精神的なストレスにもなりますし、いざ離れてみても後から振り返れば何でもなかったと言う事が多いと思います。
「備えあれば憂いなし」
確かにそうかも知れませんが、起こるかどうか分からない事態を想定して物でも人でも大量に抱え込んでおく事は却って身動きが取れなくなると思います。
結論としては無くても何とかなります。
それに本当に必要なら形を変えてでもまた自分の元に舞い戻ってくるものです。
戻って来ないのなら自分にとって不要な物だったのでしょう。
それより機会を見逃さない事の方が大事だと思います。
そちらに注意しましょう。
いつかやって来ると思う不測の事態など滅多にやって来ないし、たとえやって来ても何とかなる。
と言う事で物も人付き合いも抱え込まず、どんどん手放して身軽になりましょう。
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