友人、とお呼びするのは非常に恐縮なのですが、角皆優人さんと仰る方が僕のSNSの友人でいらっしゃいます。
この方は知る人ぞ知る国内でのモーグル競技の開祖と言われる方なのですが、60歳を過ぎてもスキーレッスンの現場に立つだけでなく、ハードなトレーニングも継続されていてその身体はとても60を過ぎた肉体だとはとても思えません。
10歳以上年下の僕などは角皆さんの足元にも及ばない状況なのですが、僕もスキーをする手前、膨らんだ身体を絞りつつ、細々とですがトレーニングを継続している状況です。
ダイエットでもトレーニングでも一番難しいのはそれを習慣化する事だと思います。
前回にも書いたように当初抱いたやる気の炎は時間の経過と共にどうしても鎮火してしまう、これは当然ではないかと思うのです。
そこで前回は目標達成のためには掲げた目標をいつでも目に付くところに記入しておきましょうと言う事を書きました。
その時の投稿はこちら
https://allseasonski.com/archives/6753
その時は目標をいつも目に付くところに置き目にしていると潜在意識が実行に向けて動き出すと言いましたが、今回は心情的な事について書いてみたいと思います。
長い期間に亘って何かを継続する時、気分の起伏と言うものは避けられません。
テンションが高くやる気がある時にはガンガンこなしますが、反転してテンションが低い時は全くやらないと言う事ですね。
この様に気分的に波やムラが生じると、どうしても目標の達成が遅れたり、最悪の場合は立ち消えになったりします。
この様な事態を避けるにはどうすれば良いのでしょうか。
結論を言えば気分的にハイであろうがローであろうが淡々とこなすと言う事に尽きると思います。
予め決めた時間が来たら淡々とこなす、これを毎日続ける事ではないでしょうか。
唐突ですがそれは一種の「諦めの境地」に通じるのかも知れません。
目標に向かって進めているのになぜ諦めの境地なのか?
そもそも何か目標を立てた時点で様々な事を思い浮かべる筈です。
たとえばダイエットを例に挙げると、
・格好良くスマートになる
・身体能力が高まる
・健康になる
などでしょうか。
それらは目的でしょうが、言い換えれば自分の中から生じた「欲」であるとも言えます。
それはそもそもの出発が他人の目線を気にした物であるからです。少なくとも自分自身はそれから逃れていないと思います。
しかしなかなか実現はしない、実現したとしても結果が出るのは随分先となってしまう。
そうしている内に僕を含めた多くの人は当初燃え盛っていたやる気の炎が鎮火してしまうのです。
そもそもの発端が欲から来ているのだから仕方ないと言えば仕方ありませんね。
欲はモチベーションの源泉になるとは思いますが、長続きはしないものです。ダイエットやトレーニングでも結果が出なければモチベーションが下がってしまう。
発端が欲から来ているから当然と言えば当然なのでしょう。
では欲を排除するにはどうすれば良いのでしょう?
それは多くの痛い目(失敗や挫折)を経験する事によって「諦めの境地」に達する事かも知れません。
取敢えず以前と違う自分になりたい、目的を早く達成したいと言う欲を横に置いておいて諦めの境地で淡々と決め事を実行する。
心(目的)は熱く気持ちは冷静(諦めの境地)に、と言う感じでしょうか。
辛いな、嫌だな、と思っていても続けていれば何らかの結果が出てきます。
目に見えた成果が出てくれば今まで以上のやる気も出て来て継続する事が楽しくなる筈です。
これは空論を語っている訳ではなく一見辛い事でも結果が出るとまた違う境地を体験できる事からもそう言えると思います。
たとえば今実践している「極少食」がそうです。
空腹は辛かったですがそれを乗り越えると身体の軽さや爽快感を得る事ができ、もちろん腹は減るけどそれが当たり前の感覚となり、もう以前には戻りたくない気持ちが強いです。
不快が快に変化したからに他なりません。
欲が燃え尽きて灰になるまで諦めの境地で淡々と継続する事だと思います。
こんなところでしょうか。
僕もダイエットとトレーニングを継続して何とか角皆さんに近づきたいものです。
あ、これこそ欲の現れかな。
それでは今回はこの辺で。
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