6月に入り大手量販店主催の来シーズン(2018-19年)スキー用品の展示会兼早期受注会が始まりました。
この機会に各スキーメーカーは一人でも多くの顧客をゲットせねばなりません。
6月16日にスポーツデポ新大阪店主催の早期受注会に愛用するスキーブーツ「AVIRIVA(アビリーバ)」が出展すると聞きましたので、ニューモデルの特徴をHELD(株)のアビリーバの開発担当である榎本さんにお聞きしてきましたので早速紹介したいと思います。
私:榎本さん!今季モデルの大きな変更点を教えてください。
榎本(敬称略):ありません!
私:エッ!?
榎本:正確にはシェル自体には大きな変更は加えておりません。昨年取り入れたフレックスソールとダブルボトムにインスペクターを設けた改良箇所がスキーヤーに好評だったためです。
なので今季も継続します。
私:それだけ評判が良かったんですね。では来季モデルの目玉は何ですか?
榎本:ひとつにはバックルのフックの形状をシェルなりにアールを付けたところです。
これにより、シェルを締め上げても均等な圧分散となり、足を全体的にホールドする事が可能となりました。
もうひとつはインナーブーツです。
インナーブーツは毎年改良していますが、昨年はラバー系の緩衝材を挟みこむ事によって、締め上げた時のシェルの当たり具合を軽減しましたが、今回は更に足の部位によって貼り合わせ方を変える事によって、更に快適性を実現出来ました。
私:僕の周囲のスキーヤーの間でも最近はアビリーバへの注目が高まっている様に感じます。また実際使用して滑りが変わったと言う声も少なくありません。
来季に向けてどうですか?
榎本:なかなか数が出るブーツではないとは思っています。
しかし、我々にもそうしたユーザーの声は確かに聞こえて来ます。
今はまだリピーターと言うところまで到達していないので、他メーカーからの履き替えで如何に満足して貰えるか、だと思っています。
ここを乗り切れれば来シーズン以降また面白い計画も考えていますので、期待していて下さい。
以上が榎本さんと交わした会話の概要です。
この他には昨年に引き続いてオプションの木製フットベッド、それに加えて来季は専用ブーツケースがリリースされました。
オプションパーツや周辺グッズも徐々に充実して来たようでこれからが楽しみですね!
では写真で紹介してみましょう。

開発の榎本さん。

ニューモデルはシェルに大きな変更点はありません。バックルがカラフルになりました。
来季以降はオリジナルバックルにも着手して行きたいとのこと。

ダブルボトムに穿たれた「インスペクター」。ロアシェルの過度な強度を解放する機能があります。

バックルにはロアシェルに合わせたアールが付けられました。
これにより均等な締め上げが可能となりました。

履いてみました。

確かに僕が履いている第2、第3世代のアビリーバと較べるとインナーブーツの緩衝材のお蔭で履き心地は格段に良いです。

オリジナルブーツケース。限定20セットだそうで、ご希望の方はお早めに。

オプションの木製フットベッドも好評で、今季は50セット用意したそうです。
旧タイプのツインビームにも勿論対応しています。
(おまけ)榎本さんに勧められて他社ブーツも試してみました

N社ドーベルマン。レーサーに絶大な支持を得るブーツです。これはデモタイプみたいでしたが、予想に反して足入れし易かったです。フレックスも130でしたが柔らかめに感じました。

F社のフラッグシップモデル。足入れしたままシェルを熱成型して足型に合わせるフィッティング方法を取っています。
もちろんこの状態は成型前ですが、足入れはし易かったです。これもフレックス130でしたが柔らかく感じました。
成型すると硬めになるのでしょうか。

T社。実は先のN社と同じ系列の会社だと言う事で、これは先のドーベルマンと金型は共通だそうです。
しかしシェルフレックスの度合いやフィッティング具合は履いた中では一番僕好みでした。
つまりアビリーバに近いと言う事か?

最後は昔から国内でも絶大な人気があるL社。
RSと言うグレードです。
L社のブーツも昔とは違いすごく優しい履き心地になったなと言う感じでした。
よく言えば快適、悪く言えばフワフワした感じが好みを分けるところでしょうか。
まとめ
やはり色々なメーカーのブーツを履いてみるべきですね。
好みもありますし、それによって今履いているアビリーバの良さを再確認できました。
僕の個人的な感想ですが、シェルもさることながら、アビリーバが本当にすごいなと思うのはインナーブーツです。
ひとつひとつ奈良の工場で手縫いで縫製されており、製作は一日三足分が精一杯だそうです。
Made in Japanを謳う製品は最近少なくなって来た上でアビリーバは正真正銘のMade in Japanです。
これってすごくないですか?
来季もアビリーバから目が離せませんね。
来季以降に計画されている面白そうな製品にも期待したいです。
アビリーバの詳細はこちら
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