去る6月23日に岐阜県郡上市にあるウイングヒルズ白鳥リゾートのサマーゲレンデにクラブの仲間達と一緒に練習に行って来ました。
こちらは勿論冬本番のスキー場としても中部地区では有名なスキー場なのですが、夏場も国内最大規模のサマーゲレンデとしても有名で多くの馬鹿スキーヤー熱心なスキーヤーが訪れています。
いわゆるスキー板を使うサマースキーゲレンデにはプラスノーゲレンデとピスラボと言うスポーツメーカーのアルペンが開発した特殊なマットを使ったピスラボゲレンデの二種類が存在するのですが、ウイングヒルズはピスラボゲレンデの代表的なゲレンデとなります。
西日本の代表的なプラスノーゲレンデ アップかんなべスキー場の投稿はこちら
https://allseasonski.com/archives/6689
僕はピスラボゲレンデを滑るのは全く初めてです。
馴染みがあるプラスノーゲレンデとは全く感覚が違うと散々脅かされましたが果たしてどうなるのでしょうか。

ウイングヒルズのピスラボゲレンデ。10月から始まる人工雪での営業の際は滑った事があるのですが、全くのサマーシーズンでは初めての訪問となりました。

長さもさることながら、幅が広く安心です(最大幅30m)。

これがピスラボマットとなります。本来はスキーで滑るために開発された物ではなく、融雪防止用のマットを滑走に転用したのだそうです。

こちらはアップかんなべのプラスノーゲレンデのマットです。随分違う事が分かります。

ピスラボゲレンデはこうした専用スキーで滑ります。角度を付けた際、樹脂とエッジの境目がピスラボとの摩擦熱で摩耗しやすいので、樹脂の滑走面内側深くまでステンレスソールで保護された特徴的な滑走面となっています。

高速4人乗りリフトで山頂まで向かいます。

先ほどのアップかんなべと較べると整然とマットが敷かれており滑りやすそうです。

コブ斜面もあります。残念ながらピスラボ初心者の僕は今回はチャレンジする余裕はなりませんでした。

恐る恐る滑り始めました。
最初は思ったよりズレずにスキーがマットに喰い込んで難儀しましたが・・・

何本か滑る内に慣れてきました。
コツを掴むとずれにくかったスキーをしっかりとマットに加圧する事が出来、雪面を滑るのに近いフィーリングでスキーをする事が出来ると思います。
感想
今回初めてピスラボマットのバーンを滑りました。
最初はズラし難くエッジが引っ掛かって滑り辛く感じましたが、程よくエッジが無くなって来るに連れ雪上でのスキー操作に近い動きで滑る事が出来るようになりました。
ピスラボはプラスノーに比べてエッジが雪面(マット)をグッと掴むような感じがします。
その分、ズラし難いのでしょうが、しっかりと荷重すると切換でスキーがビュンと走る感覚を得る事ができ、本番のスキーに向けての良い練習が出来ると思います。
アップかんなべに較べるとこちらはエッジの減りも格段に少ないように感じられます。
アップでの滑走数が3本とすればこちらは1回のエッジ研磨で5回は滑る事が出来ると思います。
とにかく冬のスキーに向けて実戦的なフィーリングを実感できると思いました。
但し転倒すると無数の突起にやられますので怪我には注意が必要です。長袖長ズボンの着用がマストでしょう。
また滑走性確保のためバーン上ではひっきりなしにスプリンクラーで散水していますのでカッパなどの着用が望ましいと思います。
ピスラボを使ったゲレンデはこちらだけではなく、東北や甲信越エリアにも数か所ありますので、サマーシーズンに冬に向けての練習には打ってつけの場所になるのではないでしょうか。
僕は冬に向けて引き続き訪問して練習したいと思っています。
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