スキー復活の顛末2013年~2015年(その4)

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【前回まで】
スキーに行くのにオヤジのブーツを借りてお茶を濁そうとしていました。
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約20年振りに訪れた野沢温泉は狭い路地、密集する民宿、その合間に点在する無料の外湯、ひなびた土産物屋街と、見る限り何も変わっていなかった。
そして定宿にしていた松葉荘もそのまんま。何事も無かったかのように昔のように朝のまかないをご馳走になり、久々に再会した面々との談笑が楽しかった。
朝飯も済んで、いよいよゲレンデに。
天気は雨模様だったけど、久々のスキーで不安と高揚感が入り混じる状態で、皆と一緒に宿を出て日影ゲレンデを目指した。
仲間とバカ話をしつつ、丁度中間あたりまで来た時、何やら足元に違和感を感じたのだ。
「おかしい、やたらつま先が曲がる」
スキーブーツのソールはスキーに固定するため足裏がフレキシブルではなく、歩行には向いていない。歩行する時は踵からいきなりつま先に体重移動する感じ。
それが普通の靴を履いているようにつま先辺りからグニャリと曲がる。
嫌な予感がしたので足元を見ると、何とオヤジのブーツは加水分解による経年劣化で無残にもつま先からシェルが崩壊していたのだった!
後ろを振り向くとプラスチックの残骸がポンポン船から垂れるゴミの様に転々と散在し、向かいからは僕の姿を見てHAHAHA!!とあざ笑う外人客の姿に僕はどうして良いのかわからず「My Shoes is Broken」と訳の分からない返答で照れ隠しするしか術はなかった。
しかしこの後どうするか?麓のスポーツ店でスキーブーツを買うか?とも思いましたが、先輩の一人からレンタルすれば?とアドバイスで気を取り直して日影ゲレンデに向かいました。
それでも歩くにつれどんどんシェルは崩壊していき、ゲレンデに着いた頃にはソールが無くなりインナーブーツのソールで歩くという悲惨な状況と相成りました。
日影ゲレンデ左側に密集して立つレストハウスの一軒が地下でレンタルショップも手掛けているとの事でそこで急きょブーツをレンタルすることにしました。
あ~あ、どうせレンタルなんて大したブーツじゃないんだろうなと少々萎えた気分で階段を下りて行く僕。
しかしその後衝撃的な運命の出会いを果たす事になろうとは凹んだ僕には知る由もなかったのでした。
(つづく)

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