スキー操作の基本「外向傾姿勢」について~スキー道具は進化しても技術の基本は不変だ!

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もうすぐ本格的に2018-19シーズンのスキーシーズンが始まりますが、シーズンインする前にこのオフシーズンにサマースキーで気付いた事を何点か書き記しておきたいと思います。

シーズン中に忘れないための備忘録ですが、同じくスキー操作にお悩みの方のお役に立てれば嬉しいです。

スキー操作の基本「外向傾姿勢」について思うところと実感した事を書いてみたいと思います。

 

まず初めに・・・

僕はスキーを再開して5シーズン経ちましたが、その中で一貫して注意されて来た事があります。

それはターン時に内側に倒れてターンを作ると言う事です。俗に言う「内倒」と言うヤツですね。

特に右ターン時(左脚外足)にその傾向がひどく、プロスキーヤーやスキー仲間から散々注意されていたのですが、なかなか自分が内倒している事にも気付けず、何をどう修正すれば良いのか?も分からない有様でした。

 

▲昨シーズンまでひどい内倒癖でした(特に右ターン)。内脚に重心が残っており、外脚にしっかり荷重出来ていない事がよく分かります。また急斜面に行くと顕著で上体がいつまで経っても山側に残り、スムーズな重心移動が出来ませんでした。

 

言うまでもなく、スキー操作の基本はしっかりと外スキーに荷重する事です。

もちろんスキーは両脚で操作するものですので内脚の使い方の問題もありますが、ここではそれを割愛しますが、しっかりと外スキーに荷重を加えてスキーを撓ませる事がどんな斜面でも安定して滑る事が出来る基本と言えるでしょう。

外スキーにしっかりと乗るためには「外向傾姿勢」が取れる事が大前提となります。

スキーは弧を描いて斜面を滑り降りるスポーツですので、遠心力から生じる外から受ける力とのバランスを取る必要があります。

その力を効率的に受ける事が出来るポジションが外向傾姿勢となります。

 

最近のスキー(便宜上カービングスキーと呼ぶ事にします)は旧タイプの昔のスキー(旧スキー)と違ってターン性能が格段に向上しました。

旧スキーではしっかりと外向傾姿勢を取って外スキーに加圧してスキーを撓ませないとターン出来ませんでしたが、カービングスキーではターン性能が格段に向上したので昔ほどの外向傾は不要でしょうが、それでも外せないポイントだと思います。

先に僕は内倒でターンを作っていたと言いましたが、内倒すると言う事は内スキーに重心が残るため、しっかりと外スキーに乗り込む事が出来ませんので、荷重が甘くなり暴走などスキー操作に破たんを招く事になります。

低速なら何とか滑り降りる事は可能でしょうが、高速域では確実なスキーコントロールが出来なくなりますので、外脚にしっかり乗って荷重するためにも外向傾姿勢は取れるようになっておきたいものです。

 

この様に先シーズンまでは外向傾姿勢が取れず悩ましいスキー操作だったのですが、このオフシーズンに仲間の何気ないアドバイスがきっかけで一気に修正されたのでした。

その一言とは「上体はスキーの軌道よりももっと外側に向けた方が良いのではないか?」と言うものでした。

つまりスキーの軌道よりも上体はもっと外向きに、スキーはターン内側に入ろうとするけども上体はスキーの軌道に連れられる事なくもっと緩やかと言うか斜面下に向かって緩やかにターンしていくイメージがドンピシャにはまったのでした。

あくまでプラスノーやピスラボのサマースキーでの事ですが、その瞬間から僕の滑りは急激に変化して行きました。

スキーの軌道より上体の軌道が緩やかになると言う事は軌道の違いが生じて捻じれが発生するので、すなわち「外向傾姿勢」が生まれる事だと思います。

図らずも仲間のヒントをきっかけにして僕はそれまでよく分からなかった外向傾を実感出来るようになりました。

▲自然と外向傾姿勢が取れるようになってしっかりと外脚に乗って外スキーに荷重出来る様になり、スキー操作が格段に安定し出しました。

▲あれほど悩んでいた右ターン(左脚外足)もあっさり治りました。

 

外向傾姿勢を確認する練習は色々ありますが、外向傾とはどう言うものなのか?(感覚なのか?)が分からなければなかなか理解しづらいと思いますが滑走時における僕の感覚をイメージと実際の滑りの中での身体の使い方を以下に示しておきたいと思います。

 

滑走感覚

スキーは左右にターンしながら滑り降りて行くスポーツですが、意識上ではスキーが描く軌道をなぞってスキー操作していてはなかなかスキーの撓みや荷重は意識出来ないものだと思います。

スキーの軌道と上体の動きが一緒と言う事は上体がローテーションしやすくなり、外向傾も生まれる事はありません。

斜面下に向かってスキーは左右にターンしますが、スキーヤーはあくまで斜面真下に落下して行くイメージを持てば良いのではないかと思います【図‐1】。

 

実際の滑りにおける軌道と上体の向き

上の滑走感覚をもう少し細かく見ていこうと思います。

僕の感覚で言えば上記の滑走感覚と今から述べる事はふたつで1セット、現在は両方意識しながら滑っています。

上記は外向傾が滑りの中で自然に生まれるシチュエーション、そしてこれは遠心力が生じて外から受ける反力を効率的に受け止められるポジションを探る動きだと捉えています。

重心の軌道に対してスキーの軌道は切替から谷回りにかけてその外側を通り山回りからターン終盤に向けてまた重心の真下に返ってきます。

その際上体の向きを遠心力から受ける反力を利用できるように意識しておきたいものです【図‐2】。

そうする事によって自然と外向傾姿勢が生じ、外スキーをしっかり踏む事が出来るはずです。

 

おわりに

外向傾姿勢を取れるようになり外スキーにしっかりと圧を加えられるようになってから、スピード域が上がっても恐怖を感じる事はなくなりました。

スキーの性能が良くなって如何にターンしやすくなったとしても技術の基本は変わらないと思います。

外向傾姿勢は意識してもなかなかどうすれば修得すれば良いのか分からないものだと思いますが、どこに改善のヒントが転がっているか分かりませんので、現在悩まれているスキーヤーの方は諦めずにあれこれ試行錯誤される事をお勧めします。

その際、ここに書いた事が何らかの上達のきっかけになれば嬉しいです。

 

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