スキー復活の顛末2013年~2015年(その5)

広告

久々に続きを。
ゲレンデに向かう途中、オヤジから借りたスキーブーツはプラスチックの加水分解で歩いている最中に無残にも粉々になったのでした・・・
薄暗い地下の一室でいかにもな風体のくたびれたヤッケを着たおっさんが一人でやっているレンタルショップ。きっと階上の食堂の経営なんだろう。
足のサイズを伝えるとフロントバックルの古ぼけた黒いブーツを貸してくれた。
期待しなかった割にはホールドが良い、フレックスも硬めで良い感じ。

「どこのメーカー?H・E・L・D?あぁ、「ヘッド」か。くたびれたレンタル屋の割には有名どころ置いてるんやなぁ」
気を取り直してリフトで日影ゲレンデの上に。20年振りなので中斜面のゲレンデがスペック以上に急斜面に見える。
恐る恐る滑り出して、脚を取られながら数本滑ると不思議と昔の感覚が蘇ってくる。
「スキー楽しいやん!」
それまで数年かなり厳しくボクシングの練習に打ち込んで来ており、直近はプロジムで鳴らしたトレーナーについて怒られ倒されながらやって来たので、こんなに楽しいものがあったんや、と言うのが正直な気持ちだった。
また久々に再会した仲間も良かったのだろう。改めてスキーの楽しさを再確認した瞬間でした。
しかし20年離れて見るとみんな上手くなっている。こつこつと滑り続けていた先輩のT畑さんはともかく、嫁のY子がビビるほど速くなっていて全く歯が立たない状況だった・・・
何よりもビックリしたのが一年後輩のS君。
学生時代無理矢理引っ張り出した大会で、どの種目どの斜面もまるで熱湯を掛けられてもだえ苦しむ芋虫のような滑りで断トツの最下位を誇ったあのS君が、まるで芋虫が蛾になって高速で舞うように、ゲレンデを縦横無尽に超高速で滑降しているのでした・・・
(つづく)

広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です