スキーの思い出:野沢温泉松葉荘ボヤ事件(その3)

広告

「消えんかいー!!」

 

必死の消火活動の甲斐があったのか、幸いにも一発で消火した。フライトジャケットはびしょ濡れになったが大事の小事、多少の犠牲は致し方ない。

冷静になって振り返るとお湯でも火は消えるし、そもそもボヤを発見した時天板の上に何本も未開封のビールがあった訳で・・・

冷静だったつもりが思いっきり舞い上がってたようだ・・・

まぁ取敢えずひと安心だが、まだ問題が残っている。

ボヤの原因だ。

 

幸い火事を未然に防いだがこの原因が僕のタバコの不始末だったなら問題は未解決のままだ。

果たしてどう言い逃れをしようか?など考えながら消火したコタツを調べていると、どうやら布団から発火した形跡がない。

 

不審に思って更に調べるとコタツ本体と電気コードの根元が焼き切れている。

原因は断線によるショートのようだった。

 

「これは僕の所為じゃないぜ、やれやれひと安心」と胸を撫で下ろして階下にいる宿のオジさんに顛末を報告に行くと、想像以上に良く未然に防いでくれた!!と喜ばれたのにちょっと戸惑い憶える。

 

このような古くなったコタツの断線による火災事故は界隈で結構起こっているそうで、それを未然に防いでくれたということで望外の感謝の意を受けたと言う訳だ。

 

先程までの自己防衛の気持ちが一転、次第に頭に乗る僕は「もしかして今回の宿代はタダになるかも」とセコクも期待に胸を膨らませたのだが、そこは何もなく普通に請求されるのだった・・・

 

以上がこれまでのスキー旅行で体験した中で一番大きな出来事だ。

こんなこともくだんの旅の日記に書き綴り、それをまたみんなで夜の飲み会で回し読みして笑って過ごした思い出が懐かしい。

 

あれから時は経ち僕も長い間スキーから離れていたが、数年前またこの定宿に戻ると宿も宿のおばさんも(オジさんは亡くなった)集うみんなも夜の宴会も何も変わっていず、まぁそれを楽しみに今でも年に数回は大阪から野沢温泉くんだりまで向かうのかも知れない。

  

他にもイントラ時代に派遣先からの帰りの道で遭難しかけたことや野沢温泉手前の国道で対向車のRVが赤い彗星のごとく僕たちのクルマの前にスライドして来て正面衝突した話などは別の機会に譲りたいと思う。

広告

1 個のコメント

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です