僕が住む大阪府南部から通いやすいスキー場をまとめて紹介したいと思います。
京阪神に住まわれているスキーやスノーボードの愛好者は非常に多いと思います。
でも雪のない地域に住む我々の一番の悩みはスキー場への移動じゃないでしょうか。
やはり雪の質量とも豊富なスキー場を求めれば関西エリアからは近くて岐阜や北陸方面、足を伸ばして長野や新潟方面となりますよね。
そうなると自家用車やスキーバスあるいは列車などで夜通し掛けて移動して翌早朝から滑り出す事になると思いますが、何よりも疲れますし交通費も馬鹿になりませんね。
良質の雪質や広大なゲレンデも魅力ですが、関西エリアで僕がよく行く兵庫県の但馬地方に位置するスキー場もなかなか良いゲレンデを抱えているのです。
これから紹介するスキー場はクルマでのアクセスも非常に楽です、何故なら僕の愛車が2WDだからです。
そんなアクセスしやすく滑り応えのあるスキー場を紹介したいと思いますので参考にしてください。
スノーパーク奥神鍋

まず紹介するのは豊岡市にある「スノーパーク奥神鍋(おくかんなべ)」です。
兵庫県内のスキー場と言えばハチ北か奥神鍋と言うくらいメジャーなスキー場で歴史もあります。
山頂から麓まで一気に3,500mのロングランも楽しめ、緩斜面から中・急斜面と斜度のバラエティも豊富です。
シーズンを通して各種大会も盛んに開催され、どちらかと言えば中・上級者向きなスキー場でしょうか。
しかし併設する「万場スキー場」とも山頂でつながっており、こちらは比較的緩斜面が多く初心者の人でも楽しめるゲレンデが広がっており、ツアーを楽しむのも良いでしょう。
ゲレンデの麓には広大なパーキングと民宿群が広がっていますのでゲレンデへのアクセスも非常に便利です。
日帰りバスツアーも大阪は難波・新大阪から兵庫は三宮・姫路から頻繁に運行されていますので、自家用車がない人でも手軽に向かえる便利なスキー場だと思います。
スノーパーク奥神鍋の投稿はこちら
https://allseasonski.com/archives/4530
ハチ高原スキー場

北近畿豊岡自動車道の「八鹿・氷ノ山IC」を左折して30分ほど山道を進んだ鉢伏山の中腹に広がるスキー場がこちら「ハチ高原スキー場」です。
ゲレンデ上部の樹木が少ない山稜を見ればまるで海外のスキー場を訪れたような錯覚に陥る独特な風景です。
横幅が広くなだらかな斜面が中心で小さなお子さんを抱えたファミリーや修学旅行などに最適な初級者向けが中心のレイアウトでしょう。
こちらも鉢伏山山頂でこの後紹介する「ハチ北スキー場」と行き来できるスキー場ですが、連絡ゲレンデの「ハイランドビューコース」は斜度36度を誇りハチ高原屈指の難コースですので足前に覚えのあるスキーヤーやボーダーの方は是非一度トライしてみるべし!ですね。
但し急斜面で雪が付かず滑走禁止になっている事が多いのでご注意を。
ハチ高原スキー場の投稿はこちら
https://allseasonski.com/archives/4852
ハチ北スキー場

ハチ高原と鉢伏山山頂で結ばれた反対側の斜面に広がるのがこちら「ハチ北スキー場」です。
こちらは兵庫県下のみならず関西エリアでも屈指の巨大なゲレンデとなっており、ハチ高原とは対照的に標高も遥かに高く非常にテクニカルなレイアウトとなっています。
こちらの名物コースは何と言っても最上部に位置する「北壁(ほくへき)」でしょう。
斜面にビッシリと貼りついた大きなコブ斜面は急斜面と相まって難攻不落のコブ地獄と言っても過言ではありません。
斜面が中央部に向かって凹んでいるので余計に難しさを感じさせます。
その代り華麗に滑り降りる事が出来ればあなたの腕前は確実にレベルアップしたと言えるでしょう。
北壁周辺はコブ以外にもパウダーゾーンやワイドな整地バーンもあるので色々な楽しみ方が出来ると思います。
とにかく滑り応えを求めるならここでしょう!但し駐車料金が高いのでそこは何とかして欲しいところですが・・・
(2019年時点でゲレンデサイド1,800円/日)
こちら標高は高いのでアクセスも山道を登る事になりますが除雪がしっかりなされているので注意して運転すればそんなに心配する事はないでしょう。
ハチ北スキー場の投稿はこちら
https://allseasonski.com/archives/4857
おじろスキー場

「おじろスキー場」はハチ・ハチ北スキー場、スノーパーク奥神鍋より国道9号線を少し鳥取寄りに位置するスキー場です。
こちらの最大の特徴は麓の駐車場から8人乗りのゴンドラでゲレンデまでアクセスする方式を取っている事です。
兵庫県下でゴンドラのあるスキー場はこちらおじろだけ。そのため今回紹介するスキー場の中では一番クルマでアクセスしやすいでしょう。
ゴンドラで一気に上がれば目の前に見通しの良いゲレンデが広がっています。
中間斜面を中心とした一枚バーンなのでファミリーに打ってつけのスキー場だと思います。
上級者はこれまた珍しいシングルリフト脇の中急斜面を中心に滑れば良い練習が出来ると思います。
またゲレンデ下部にこれまた珍しいドッグランも併設されているのでまさにペットも含めたファミリーみんなで楽しむためのスキー場と言えるでしょうね。
おじろスキー場の投稿はこちら
https://allseasonski.com/archives/7809
氷ノ山国際スキー場

「氷ノ山国際スキー場」は兵庫県下で一番標高が高い氷ノ山(ひょうのせん)に位置するスキー場です。
そのため少しの気候変動で融雪に悩まされる県下のスキー場において安定した積雪量と上質の雪質を有した非常に有難いスキー場だと言えます。
ゲレンデは大きく二つの一枚バーンを上下でつないだ感じでゲレンデ規模としては非常に小さいのですが、幅広な斜度25度の広大なバーンを有しており競技をするスキーヤーに取っては非常に貴重なスキー場だと言えますので、コアなスキーヤーが多いのが特徴だと言えます。
ハチ高原に向かう山道の途中に立体駐車場があり、こちらに駐車して連絡リフトでゲレンデに向かうのですが、下部の立駐から発着するシングルリフトはスキーを脱いで搭乗しなくてはいけませんので、スキーを二本以上抱えてゲレンデに向かうスキーヤーは手すりを掴む事が難しくなるので、上部のペアリフトを利用した方が遥かに無難でしょう。
氷ノ山国際スキー場の投稿はこちら
https://allseasonski.com/archives/7801
おまけ:アップかんなべスキー場

最後に紹介するのはこちら「アップかんなべスキー場」ですが、こちらはウインターシーズンと言うよりむしろオフシーズンのトレーニングでのプラスノースキーやグラススキーのゲレンデが有名なスキー場です(僕も冬は訪れた事がありません)。
しかしお椀を伏せたような神鍋山の地形を利用したなだらかなゲレンデはファミリーに非常に人気で、2019年から「雪のゆうえんち」との新しい試みもなされているようです。
標高が低くシーズンに何度か雪不足のピンチに襲われるこちらはこうした来場者を飽きさせない取組みが盛んに行われていますので、小さなお子さんを抱えたお父さんお母さんスキーヤーは是非こちらを利用される事をお勧めします。
アップかんなべスキー場の投稿はこちら
https://allseasonski.com/archives/2357
まとめ
以上6か所の兵庫県下のスキー場を紹介しました。
これらスキー場は当然信州方面のスキー場に較べると雪質も劣りシーズンも短く小規模なのは否めませんが、それを含んでも特に京阪神に住む我々にとっては非常に有難いスキー場だと言えるでしょう。
また日本海も近く但馬牛なども有名ですので、宿泊すればカニ鍋や但馬牛のすき焼きなどが夕食で出て来るのもこちらの楽しみではないか?と思うのです。
そして最初に書きましたが何よりも自動車でのアクセスが非常に楽です。
僕のクルマは4WD車ではありませんので、急峻な凍結路を上り下りするのは非常に神経を遣いますが、これらは比較的道路の高低も緩やかで、ハチ北などかなりの山道を登るにせよ除雪がしっかりとなされているので安心してスキー場に向かう事が出来ます。
もちろんスノータイヤや念のためチェーンを携行しておくのは当然ですが、雪道ドライブに神経をすり減らさなくて良いのは非常に有難いと思います。
京阪神から簡単にアクセスできるこれら兵庫県下のスキー場、けっして侮る事は出来ないと思いますよ。
信州や北海道も良いけど是非一度訪れてくださいね。
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